洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

送り火

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テレビでは「硫黄島からの手紙」、前日に「火垂るの墓」。終戦からもう64年になるんですね。
民間人80万人、軍人軍属230万人。犠牲者の冥福をお祈りします。


薩摩半島は特攻基地もありました。1945年3月18日から8月6日までの空襲で、鹿児島市では市街地の93パーセントが焼かれました。死者3329人、負傷者4633人、その他被災者10万人。疎開後の人口のなんと7割です。




で、…。

昨日は鹿児島産のカボチャと京都産のジャガイモを使ったサラダでした。
美味しい。
近ごろ、産地表示のおかげで食材の味わいが広がります。

鹿児島産のカボチャからは、当時の国民を動かした空気を知る由もありません。飽食と平和が戦争の実態を忘れさせているのでしょう。

今夜の京都は、五山の送り火です。

(撮影日=2009年7月22日、鹿児島市・戦災復興記念碑、瀬々串駅近く・部分食時の薩摩湾)