洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

2009-01-01から1年間の記事一覧

ニコンの光学技術

数年前まで使われていたホンモノ。 覗かせてもらった潜望鏡です。各種のフィルターや偏向板を変えてみたり、デジカメ画像で撮ってみたり。次の見学の人が来るまで堪能させていただきました。 解像度もバッチリ。ニコン社の光学技術に感激しました。 (てつの…

巨大な反射鏡

直径1.5メートルの探照灯は精密な放物面加工したガラスに銀メッキしたもの。戦後、太陽炉の実験に集光機として再利用されました。 開発製造技術は旧海軍。職人技ですばらしい出来ばえです。戦艦「大和」に搭載したものと同じ、予備品として残っていたホンモ…

肉じゃが発祥の地

12月だというのに西日本各地では黄砂が飛んできています。 暖かなので年末の街を散歩しました。 で、呉へ。 午後から出かけたので、夕暮れが早い。 観光情報プラザでもらったグルメマップを見て繁華街・れんが通りの街を歩くと、懐かしい洋食屋さんの看板を…

雪餅

日本画・小野竹喬の「雪餅」です。 雪を被った景。お正月の軸はこれにしようと思います。 先日、竹喬さんの絵を見てきました。この絵が描かれたのは息子さんを戦争で亡くされた後。展覧会ではそのころの作品はありませんでしたが、木の枝や竹の葉の緻密な筆…

大阪・イルミネーション

おお、寒いっ ! 夕刻になった大阪市立美術館がある天王寺公園から、御堂筋のイルミネーションを眺めてから帰ろうとしました。地下鉄なら乗り換えがめんどうくさい距離なので、少しは歩こうと。快適な宵でした。そのまま中之島公園にも寄ってしまいました。ち…

山茶花、一輪

今季に初めて咲く山茶花です。 散るときに花びらが一枚ずつ分かれます。 ゆえ、「散り椿」。他の枝はまだ蕾です。 千利休なら一輪の蕾を残して切り取ってしまうでしょうが、そんな極致になれない凡人です。咲いては散り…、しばらく楽しめそう。

赤い実、黄色い実

この季節になると際立つ南天、ピラカンサ、千両、万両の実。 雨上がりの柑橘類も、あざやかな色です。キンカン、温州みかん… みじか日に、さながら昼の灯りです。

花柚子

まるで花が咲いたように実をつけました。普通の柚子より小振りでごつごつした実です。 お正月用の食材です。 柚子風呂には適さないかもしれませんが、これだけ豊作ならお風呂にも入れてみよう。

名残りの秋

今年は紅葉を、長い間楽しめました。

骨とうか、中古か

物置小屋を掃除中。懐かしい物を見つけるたびに手がとまります。 下の写真は単なる金属のかたまり ? いえいえ、なかなかいい仕事ができるのですよ。ちゃんと動けば…

昭和の遺品

昭和中期に、かつて現役で活躍した真空管といふものなり…

ちょっと変わったアンテナ

小屋の整理をしていて、懐かしいものを見つけました。

夕照に映える

花びらいっぱい付けてひとのこころを浮き立たせ 焼けつくような日差しをやさしい木洩れ日にして 紅く燃えて葉を落としひとりぽっちで雪を待つ 寒さにふるえながら春の芽吹きを準備する 夕日に映える広葉樹たち、燃えるような紅色、黄色

里山の杜

ここは粟生・光明寺の傍らを里山へ入ったところ。梢の間から京都盆地が見える静かな境内です。地元粟生村の産土神。水の神「子守社」と、鎮守「勝手社」が同居しています。観音寺と一体になっていて、古来から神仏習合の形式で佇む落ち着いた杜です。 関西で…

ヴォーカルが生々しい

タイムドメインという、ちっちゃなスピーカーです。 特に人の声の再現性がいいので気に入っています。 若い頃に、ステージでも使えるほどの大型スピーカーを使っていたのですが、いまは、これです。 たまご型のキャビネットが設計思想のツボだと、勝手に解釈…

花も花なれ人も人なれ

明智光秀の三女・玉子は輿入れの前に、父から「お玉、人間の価は心にあるのじゃ」と諭されました。作家・三浦綾子が「細川ガラシャ夫人」の中でそのように表わしています。 光秀は時代劇の中では主を討った悪役にされていますが、知性ある武将として評価が高…

秋のツツジ

今年はキンモクセイが二度咲いたところもあったらしい。 いまは11月です。普通なら、キリシマツツジは4月の中旬に咲くのですが… (撮影日=2009.11.8、勝竜寺城公園)

愛宕参り

人間国宝の噺家・桂米朝さんは、落語「愛宕山」を師匠から教わったとき、「いっぺん愛宕山へ登ってきますわ」と言いました。そのとき師匠は、「やめとき、今、山に登ったらこのネタやれんようになる。この話は嘘ばっかりやさかい」と諭したそうな。確かに嘘…

秋の空

すじ雲の後、西空に幻日。10月11日の夕刻。

建仁寺垣

杉苔の向こうに見える竹垣は「建仁寺垣」といいます。新調された銅製の雨樋は眩しい。一方で、こぢんまりした鐘楼の柱は渋く、礎石に接するところの腐食した部分を継いで修復しています。

茶の花

臨済宗大本山・建仁寺の境内です。ここは茶の木の生垣が多い。12世紀に栄西禅師が当時の宋から種を持ち帰ったからだそうです。後に栄西は『喫茶養生記』を書いています。

三条大橋の刀傷

今の三条大橋にある銅製の擬宝珠(ぎぼし)です。橋げたはコンクリート製ですが、欄干と擬宝珠は昔の材料を使っています。 見ると、いろんな傷があります。 そのひとつ。元治元年(1864年)に新撰組が暴れた池田屋騒動で付けられた刀傷といわれているそうな。南…

花見小路通り

京都祇園・花見小路通りは、四条通から上(かみ=北、写真下)と、下(しも=南、写真上)で風景が違います。 さて、どこが違うか?

京手鞠、花結び

京手鞠、花結び、共に京の雅を醸す手法です。体験コーナーで。 (2009.10.24、鴨川フェスタ2009会場)

まゆまろ

国民文化祭・京都2011のイメージキャラクター「まゆまろ」です。 (2009.10.24、鴨川フェスタ2009会場で)

三国岳(さんごくだけ)

台風18号の通過した二日後。 道には枯れ葉や枯れ枝に加えて青葉も散乱していました。どんぐりや柴栗もたくさん落ちていました。さぞ、強風だったのでしょう。 北琵琶湖と若狭湾にはさまれた本州・中央分水嶺は千メートルに満たない山が連なっています。植生…

貴船神社から鞍馬寺へ

シーズンが過ぎた貴船の川床は静かです。 もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂とぞ見る 貴船川山もと影の夕ぐれに玉ちる波は蛍なりけり 貴船神社に参詣した和泉式部が詠んだ歌です。 境内の奉納絵馬の中に茂山社中の演目次第板がありました。 貴船…

鞍馬・牛若丸のゆるきゃら

京都国体のときのマスコット・キャラ。 20年前からちっとも歳をとらない牛若丸です。 名前は確か、「未来くん」とかいってたような… (京都市左京区鞍馬・くらま温泉前で)

寛ぐとき

こんな書斎がほしいな。 ここはクラシック♪ 専門の音楽喫茶です。 (京都市左京区・柳月堂)

天気予報付きの気圧計

天気予報機付きの気圧計です。もう30年ほど使っています。電池など要りません。気圧が下っていくときは赤マーク、気圧が上っていくときは青(晴れ)マークが出ます。 10月8日に来た台風18号の際に、台風が移動するようすをきちんと計ってくれました。接近した…