洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

2007-01-01から1年間の記事一覧

省線(←古っ!)をくぐる、まんぽ、その4

いまも現役のまんぽ。明治期の省線はハイカラです。 このまんぽの近くに来春、新駅ができるようです。 (JR京都線下、大阪府島本町桜井)

省線(←古っ!)をくぐる、まんぽ、その3

煉瓦づくりのまんぽ。これも西側半分は後の工事でつくられていて平坦な天井に。真ん中辺りでアーチ型になっています。 (JR京都線下、京都府長岡京市調子)

省線(←古っ!)をくぐる、まんぽ、その2

これも明治初期からの現役。煉瓦づくりの六連アーチです。 現在の京都線は複々線ゆえ、西側半分は後の追加工事で不粋なコンクリートと鉄筋でつくられています。 (JR京都線下、京都府長岡京市馬場)

省線(←古っ!)をくぐる、まんぽ、その1

明治初期から現役のねじりまんぽ。じっくり観れば機能美を感じますね。 (JR京都線下、京都府大山崎町円明寺)

柚子の里、水尾

古くから水尾は柚子の里として親しまれてきました。愛宕山の西の麓にある集落です。 12月22日の冬至にはユズ風呂で温まる慣習がありますが、水尾にいけば香り高い柚子が湯舟に浮かぶ風呂を楽しめます。 愛宕神社の参詣はいまもなお、麓の清滝や、ここ水尾か…

駅前イルミネーション、その3

広い階段広場に、大きな灯りが人を引き寄せます 空いた時を、ちょっとここで 灯りのアートにひたる夕刻です (JR京都駅前)

駅前イルミネーション、その2

街路樹の葉が散ることをためらうほど、京都では冬らしくない12月の気候です。 師走半ばを過ぎてやっと、葉が落ちた枝を通して冬の星座が見えるようになりました。 地上にもLEDの星たちが騒いでいます。 (JR京都線・長岡京駅西口で)

京都・嵐山花灯路

あまり寒くないせいか、嵐山花灯路への人たちで阪急電車・嵐山線は超満員でした。日暮れが早くて寒い季節であるからこそ、イベントはにぎやかな方がほかほかと温まるのでしょう。 ふだん見慣れないライトアップされた風景に、初冬の楽しさを感じたひとときで…

駅ごとにイルミネーション

電車の駅ごとに工夫を凝らしたイルミネーションが見られます。夕暮れから夜にかけて飾られる光のメッセージが暖かく感じられる季節です。 冬至を前にして12月10日までに、一年を通して日没の時刻が一番早くなります。つまり、これからは夕暮れが遅くなって昼…

紅葉名所も静かな秋色

日差しのせいか京都・洛西の紅葉はきれいでした。信者の人たちでしょうか、午後の短い日差しの中でてきぱきと落ち葉を掃除されていました。 (2007年12月9日、長岡京市・光明寺境内で)

里山の秋色 2

午後の日差しが西に傾くと、もう夕暮れです。古刹から見る裏山に秋の色。 (2007年12月9日、長岡京市粟生)

里山の秋色 1

師走といっても暖かい日がつづく京都・洛西。見上げる里山に、まだ秋の色がただよっています。 (2007年12月9日、長岡京市長法寺)

照る楓葉

哲学の道沿いにきれいな紅葉がありました。日を浴びてあざやかな紅色です。

ねじりマンポ

琵琶湖疎水・蹴上インクラインの土手を貫いて、歩行者用のトンネルがあります。京都の年輩の人はこのトンネルを、「ねじりまんぽ」と呼んでいます。 南禅寺から京都市営地下鉄・蹴上駅までの近道にあるトンネルで、駅へ向かう小道を被っています。。紅葉盛り…

洛西の古刹、金蔵寺

洛西の山中に端座する古刹です。創建は今から1300年も昔。平安京遷都後に栄えたようですが、500年余り前、応仁の乱によって建物はすべて消失したとのこと。頂に淳和天皇陵がある小塩山の中腹にあります。山坂とつり合ったいくつもの伽藍に、繁栄当時の大きさ…

都の秋

岡崎公園の紅葉です。ゆったりと流れる琵琶湖疎水に、美術館や見本市会場などが悠悠と配されています。平安遷都千百年紀念祭にあわせて明治28(1895)年に開催された内国勧業博覧会の跡地です。平安神宮もパビリオンのひとつ。星移り今、古都の文化ゾーンとし…

ホームズ彗星

ホームズ彗星が10月24日~25日の間に14等も明るくなって、肉眼でも見えるようになりました。深夜に天頂辺り、2~3等の明るさです。彗星に尾は見られなくて、ぼんやりした星に見えます。一週間ほどの間に位置が変わりました。 写真上=10月30日(彗星の位置=マ…

平城宮、大極殿復元

11月3日に、文化庁による平城宮・大極殿正殿の復元のようすが公開されました。古い文化財や史跡をそのまま置くのでなく、建設当時の作業を通して現場の心意気がじかに伝わる工夫が気に入りました。 ITだの経営合理化だのと、薄っぺらいいまの文明に比べて、…

二期作米 ?

早稲品種は早いところで、8月末に収穫されます。刈り取られた後の切り株から、新しい芽が伸びます。秋雨前線による適度な雨は、ちょうど梅雨のような潤いを与えてくれます。 稲作を減らして野菜や花を作るように誘導する国の政策が進められて、各地で特産物…

平城宮、ススキの原

平城宮跡の史跡公園です。女帝・元明天皇が奈良に都を移したのは710年。都を造営するため雑木を切り、区画整備が進められていた頃は、このような草原だったのでしょう。大極殿から南に朱雀門がそびえ建っています。東に東大寺・大仏殿、二月堂が、ススキ原の…

浄土谷の大日さん

その石仏は竹林の中の岩陰にひっそりと、東を向いて祀られていました。胸の前にあげた左拳の人差し指をのばし右の拳をもって握っています。智拳印です。密教では全ての仏は大日如来の徳の顕れとされています。 天王山の西方向にある浄土谷の山中に大日如来像…

車窓の景、コスモス

JR京都線(東海道線)、長岡京駅から少し大阪より。サントリー・京都ビール工場の反対側の車窓に見えるコスモス畑です。十月に咲きはじめます。ほんの数秒間ですが車窓から西側に見える花の彩りです。 JR敷をくぐる野道のミニトンネルはレトロなレンガ組みです…

彼岸の大文字山

秋の彼岸にもかかわらず気温は高く、京都市の最高気温は34.1℃。真夏日でした。ここは銀閣寺の裏山、大文字山。お盆の行事である五山の送り火が済んだ火床はきれいにかたづけられ、古都の町並みを見下ろしています。夏を惜しむツクツクボウシの鳴き声を聞きな…

千二百体の羅漢像

お盆の日、ゆかいな石仏に出会いました。カメラ目線の阿羅漢像、焼きトウモロコシをほおばる羅漢さん。一つずつが個性があり、思わず微笑むひとときでした。夏の日差しを浴びて、人間っぽい石像たちが訪れる人を迎えます。 ここは奥嵯峨・鳥居本にある愛宕念…

何があるの?

芸術は爆発だぁ!…って言ったのは故岡本太郎氏。 他人に驚きを与えるのも、アートの要素です。 (Aug.5.2007 金沢21世紀美術館の中庭で)

鳥人間たちの夏

テレビで見る「鳥人間コンテスト」は2時間で収まるけれど、作り手たちの道のりは遠いのです。 構想、チーム作り、設計、資材調達、製作、試験飛行、分解、運搬、組み立て、時間待ち、天候・風待ち… プラットホームから飛び立つ瞬間、あの緊張感。あの感激。 …

嵐の後の雲

台風4号が通り過ぎました。京都盆地では幸いにして被害はありませんでした。 京都・亀岡地方に暴風警報が出されたのは14日21時過ぎ、解除されたのは気圧が最も下がった15日6時でした。15日6時の気圧は983hPa、その後気圧は少しずつ上がり始め、台風の中心が…

朝霧橋に差す天使のはしご

梅雨の晴れ間に差す陽の光。天使の階段、ヤコブの梯子、レンブラント光線…、いろいろな呼び名があるようです。宇治・朝霧橋。宇治十帖の舞台ゆえ、気の利いた言葉を選びたいところです。ここは「天使のはしご」かな。 ところで、源氏物語は全編54帖からなり…

京都盆地のどこかにあります

雨の水あかでちょっぴり汚れているけれど、20年前からちっとも歳をとらない牛若丸です。 下の二枚は、斜め横からみると福笑いみたい。正面から見ると絵がつながります。

松尾・西芳寺川辺り

西京区松室、苔寺門前から鈴虫寺参道辺りを流れる小さな川沿いです。紫陽花のかたわらにホタルブクロやヒルガオが咲いています。西芳寺川という名で、松室地区の住宅を縫って桂川へ注ぎます。桂川に合流するところは天井川になり、水は伏流水となって川原か…