洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

2013-01-01から1年間の記事一覧

竹穂垣

かつて竹材を生産していた竹林です。 孟宗竹です。 あの京タケノコと同じ種類ですが先止め処置してないために、竹丈が長く18メートルもあります。 風で倒れる前に伐採しながら整備します。 沿道からもクサギが茂って荒れているのがわかります。 これは整備前…

山上の石垣群

雨模様の城跡です。 数年前から急にブームになって、観光客がぞろぞろ来られます。 石垣は「穴太積み」と「算木積み」。山上の風雨に400年間耐えた名普請です。 移動性高気圧に覆われた朝、盆地を埋める霧に浮かぶ城跡風情が人気です。霧が発生するときには…

鎮守の秋景

雨模様の日、遠目からでもくっきり目立つ大イチョウが色付いていました。 鎮守の神の傍らにある大樹です。 よく見ると、イチョウの左側にも大樹が見えます。 樅の木です。 幹周り8メートル、樹齢千年と書かれています。 落ち着いた威厳を持つ大樹に、しばら…

鷹ノ尾国有林

穏やかな秋の日、無風。 湖西線・北小松駅から北西へ2キロ辺り、鷹ノ尾国有林へ。 紅葉が過ぎているようでもあり、木立ちの下はまだ青葉が残っています。 ことしは木の実が豊富です。 冬支度を前に熊さんも満腹できるでしょう。 花崗岩の沢です。小さいなが…

竹林整備

やぶ蚊がいなくなった秋の竹林。 未整備の竹藪の中を片づけます。 孟宗竹の大きな枝。 しっかりしたいい材料です。 これで竹垣を試作してみようか… これは不合格。もっと厚く仕上げないといけません。 廃竹処理は竹炭やボイラー燃料の候補ですが処理時間がか…

竹の穂

竹の開花周期は種類により60年周期説とか120年周期説とかさまざま。 今朝の京都新聞で67年周期と専門家が言っていると書いてあったけど、ウソやろ。もっと研究してくださいょ。 わたしの体験では気象などの生育条件で、同じ種類でも個体差があるように思いま…

洪水の跡

たしか、嵐山より上流では大堰川という呼び名だったかな。亀岡盆地から保津川峡谷を縫うように流れてきて、途中で清滝川と合流します。 上流にある支流の一つ日吉ダム貯水量が規定の3倍になって、緊急放流したことも溢れた要素かもしれません。 ふだんはお…

おわら風の盆

深夜の町流しをみたい。と、かねがね思っていました。 おわら風の盆は、毎年9月1日から3日まで開催されます。 でも、2万人ほどの小さな町にこの3日間で観光客が23万人も訪れるらしい。 ふつうの行き方では楽しめない行事だなと、ひそかに作戦を練っていまし…

二百十日

近ごろ季節の境い目が極端になったように感じます。 ことしは特に。 この一週間、32℃がこんなに涼しく感じるのか。 25℃を下回るときの夜風って、しばらく忘れていた寒さすら思い起こします。 で、9月1日は「二百十日」でした。 ヒノヒカリが出穂・開花です。…

クサギ

「草木染め」…いい響きです。酷暑の中でも涼しげです。 「くさぎ」は安曇川の友人を訪ねたときに庭先に植わっていた木です。毎年、草木染めの職人さんがわざわざ実を収穫しに来られるそうです。身近にいい材料があってうらやましいね。と、そのとき思ったの…

エビスグサ、ハブソウ

明治生まれの祖父が庭先で作っていた記憶があります。 そのときは「はぶ」と呼んでいました。 ムカデに刺されたとき「はぶ」の花びらを漬けた食用油を塗ると、傷口の激痛がまるでうそのように無くなりました。強く印象に残っています。 で、いまも我が家の秘…

ひこうき雲

ジブリ映画「風立ちぬ」は泣けました。エンディング・ロールに流れる曲は、40年前にリリースされた荒井由実「ひこうき雲」です。夭逝(ようせい)を表わした曲。当時は斬新な感動を覚えたように思います。 たしか、アルバムがあったはず。 ん…。ない。他のLPは…

蝶ヶ岳

1976年調べの山地図を持って、徳沢園から蝶ヶ岳へ。長塀山(2564m)辺りから花畑が満開です。ぁ、デジカメの電池がダウンしてしまいました。 以下、古いケータイの粗い画像です。 名前、しりません。 これも… これはコケモモ、かな? 蝶ヶ岳ヒュッテが見えまし…

森の小屋

夏の徳沢園。 梓川の川原にはまだ、ところどころに大雨の傷跡が残っています。 崩れを重機で修復中です。 ぉ、ここにも山小屋ができたのかな。 近づいて…。どうやら防災サテライト施設のようです。 辺りはみどりいっぱい。 ブナの樹木が訪れる人をやわらかく…

涸沢(からさわ)

梅雨明けが早かったので、連休前の山散歩を。大阪・京都から「さわやか信州号」が運行してから山行きがとても楽になりました。 水量たっぷりの梓川です。 横尾の吊り橋を渡って2時間ほど、残雪が。 しばらく進むと雪上歩きがはじまります。うん、涼しいぜ。 …

高嶺桜

雪融け水のかたわら、ナナカマドの横にあるこの木。 どう見てもサクラの花、サクラの葉、サクラの幹です。 「タカネザクラ」というそうです。 夏に桜花を見られるなんて、涼しいな。 (7月10日、涸沢2100m付近で)

蔦の家

門柱に「国指定有形文化財」の銘板が付けられています。 蔦に覆われていて建物が見えないょ 威厳漂う風情なので、ま、いいか… (京都市中京区で)

空梅雨

京都では、カラ梅雨です。雨が欲しい… ま、機械をつかうから身体に負担は少ないんですが。 カモさんたちが早速、食事にやってきました。虫や雑草だけ食べてね。

ことしの桜

通称・大枝垂れ桜。 エドヒガン系の枝垂れ桜。毎年楽しみにしている桜樹です。 味わい深いのはやはり、山桜。新葉とともに控えめに咲く古来種です。 枝垂れの饗宴。 クリスマス・ローズ。地味ながらこれも春の花です。 董。 近所の小学校にある染井吉野。ま…

いつもと違う散歩コース

わたしにとって今年の3月31日は特別な日です。 この日をもって生活パターンが変わるはず。 どんなふうに変わるのかな…と、修学の気分で街歩きの小旅をしました。 コメントなしでは味気ないので、わかり辛い写真キャプションを添えて、足跡をご紹介します。何…

まんぽ写真展

寒気が一段落した節分の前日です。 冬には珍しく風車が止っています。 ここは琵琶湖博物館。 明治時代にできたトンネルの写真を展示した文化展『まんぽ兄弟とその仲間』を見てきました。 無料部屋『集う・使う・創る 新空間』 入ると、いきなり話しかけられ…

まんぽの遺跡

威厳ただよう煉瓦アーチです。 ここは滋賀県草津市南笠。狼川とJR東海道本線が交差する橋梁です。…が、土に埋もれています。 狼川は天井川。昔の軌道は狼川の下を潜っていたのでしょう。 まんぽの奥方向は狼川堤防の法面。 りっぱな捩りマンポです。