洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

三千院万灯会

間口3間の小さなお堂、国宝・阿弥陀三尊の横に大和座りする菩薩像。向かって左に勢至菩薩、右に観音菩薩が薄暮の庭に神々しく輝きます。この往生極楽院は800年前に一人の女性が祈りを捧げるために建てたそうです。 地元・大原の人に聞くと、このあたりではお…

京都・五条坂陶器まつり

陶器まつり最終日の五条坂へ行きました。 若手作家が出店している五条通り南側をゆっくりと。 工房の作者自らが作品を解説してくれます。 気に入ったものをひとつずつ…。 気がついたら、帰り道のザックは重くなっていました。 夕刻の京阪五条駅にはゆかた姿…

源氏物語 ? の供養塔

この石塔は源氏物語の供養塔だそうです。 世の中いろいろな供養法があるようですね。 (京都・千本ゑんま堂で) …と、書いたのですが、違っていました。 お二人から、??コメントをいただいてからよく考えたら… 紫式部の供養塔のようです。 ごめんなさい。

雷、6連発

8月8日、大津市では琵琶湖花火大会の日。 テレビでは北京オリンピック開会式の中継。 どうも、天候が怪しい。 蒸し暑い。 不気味な雲行き。 花火はやめてテレビにするか…。 雷鳴が近い。 近づいてきた。 1000メートル以内。 パソコンのLANケーブルを外す。 …

閻魔さま

見下ろす貌に、迫力があります。 都が焼かれた応仁の乱で、初代閻魔像は焼失しました。この像は1488年に仏師・定勢により刻まれたものです。 小野篁(802~853)は、この世とあの世を行き来する力を持っていたらしい。昼は宮中に、夜は閻魔之廰に仕えたといわ…

三日月

8月4日の夕方に。 南天に木星、天頂に夏の三角、西の山きわに三日月。月齢3.0の月です。 かつて、朔から初めて見える月に向かって、手を合わせている老人の姿をよく見かけました。ほとんどのときは三日月でした。天候の具合で、ときに四日月のときもあり、切…

紫式部母子

紫式部は、いまの寺町通広小路かいわい、盧山寺あたりの邸宅で源氏物語を書いたらしい。いまは道路敷になっています。ここはいまの御所の東隣り。木陰の中、近所には名水「染井」の清水が湧き出ています。かつては邸宅横に旧賀茂川が流れ、豊かな水を湛えた…