洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

サモアの津波被害

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日本時間9月30日午前2時48分(現地29日午前6時48分)、南太平洋サモア諸島マグニチュード8.3の地震がありました。地震後に、米領サモアサモア独立国の両方が1~5メートルの大津波に襲われました。

地元ジャーナリストによると、津波は最高9メートルにも達して、特にサモアの南海岸では村全体が波に押し流されたらしい。
首都アピア(Apia)はウポル島の北側にあるので、幸い大津波の直撃はなかったらしい。でも、島々では流されて今なお行方不明者が多数あるそうです。JICA(現地ではJOCV)の関係者には被害は出ていないとのことです。

わたしが行ったときはもう20年前になるのですが、当時の首都アピアは平和でのんびりした町でした。(仕事ものんびり、約束の時間ものんびり…)。島民が助け合って暮らす習慣は友愛の気持ちを育てるのでしょう。素朴な生活で収入はないけれど、だれもが親切で思いやりを持っているように感じました。
当時のカード(左下)に写っている小屋、現地で「ファレ」という住居です。これが南海岸では土台を残して流されました。

近年、ハリケーンによる吹き飛ばされる被害も多くなったようです。加えてこのたびの地震津波です。
犠牲者の冥福と現地の人たちの悲しさを思い、残された人たちが助け合い、早い復興を願っています。