洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

汽笛が応える野外音楽祭

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この日のコンサートに1万3千人が特設会場に集まりました。「京都音楽博覧会2009 IN 梅小路公園」。ここは京都駅から歩いて移動できる距離らしい。観光にはちょっぴり死角になるのか、ふだんはのんびりした公園ですが…。

会場のすぐ隣りにJR西日本梅小路蒸気機関車館があります。動態保存されているD51の汽笛が間近に聞こえます。曲間のMCにも絶妙なタイミングで「ボオォ~ッ」と合いの手が入いり、客席をわかせていました。

出演者は、ふちがみとふなと矢野顕子石川さゆり奥田民生くるり(主催者)、その他(わたしの知らない)フォーク、ロック歌手たち

意外だったこと。それは比較的若い世代にも石川さゆりが大うけだったことです。「津軽海峡・冬景色」のイントロが流れると、会場の後方に寝そべっていた人まで総立ちになりました。野外ステージは初めてらしく、「来ちゃいました」と愛想たっぷりでした。歌唱力あり、音楽的なインパクトも、振りも、衣装も、やっぱり磨かれていますねぇ。

ここへ行った一番の目的は「ふちがみとふなと」を久しぶりに聞きたかったためです。このブログを読んでいるみなさんは知らないでしょうが、彼らはふだん、小さなライブハウスばかりなので、本人たちもこの観衆に「そぐわない」と控えめ。最初の20分で引っ込んでしまいました。もっと歌ってほしかったな。
(2009.9.22、京都市下京区梅小路公園芝生広場で)