洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

矢橋の帰帆

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近江八景に「矢橋の帰帆」ってあるけど、何なの?
と、かねてから素朴な疑問を持っていました。こんなときは行ってみるのが一番です。ここはあの矢橋のブロガー・mdaさんの地元です。

町並みも見たいので草津駅からレンタサイクルで。先ず、サイクリングお勧めコースの葉山川~旧草津川沿いの北山田蔬菜園へ。広々とした圃にパイプハウス群が並んでいます。メロン産地なんですね。サイクリング道を外れて南山田から集落道へ。日陰で涼んでいたおじいさんに矢橋への道を尋ねると、「帰帆島は人工島やけど、矢橋へ行く人は珍しいねぇ」と丁寧に教えていただきました。


矢橋津跡として名残りの景は、常夜燈が残るのみです。他のWebSiteで調べたら、2003年に撮影された常夜燈を囲む松には緑色の葉がついていました。でも、今は枯れています。湖岸までの間に史跡公園あります。夏草が伸びていました。

後で地図を見ると、確かに大津まで近い。江戸時代には、東海道草津宿から近道して矢橋経由大津まで舟で。落語「矢橋舟」でも聴いて当時ののんびりした風情を楽しむことにしましょう。

(空中写真は昭和45年のもの。帰帆島はありません。歌川広重の浮世絵「近江八景・矢橋帰帆」)