洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

壬生寺の千体仏塔

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 ここは、かつて平安京の中央を南北に通る朱雀大路に面していたところです。京域の東部に都の機能が移り、明治初期までここから東側が市街地でした。西側は田畑(荘園)が広がっていたそうな。
 明治時代、京都市の都市計画によって市街地が整備されました。その際に、「地蔵さん」「阿弥陀さん」「大日さん」と呼ばれていた路傍の石仏たちが、ここへ集められました。お寺の創建千年を記念して20年前(1989年)に改築され、新しい仏塔を仰ぎ見る?ことができます。古いものは600年ほど経っているらしい。石材の花崗岩が風化して崩れているものが多く、貌の表情はわかりません。(京都市中京区・壬生寺で)