洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

#京都府

そろそろ次の断層か?

京阪神地方は断層の巣です。 ゆえ、高低差があり街の広がりを見渡せて、風光明媚な景色を見せてくれます。 昨年は大阪府北部の高槻・茨木辺りで大きな直下型地震がありました。 いまも小さな余震が続いています。 4月12日15時50分ころ地震発生。 震源…

里山

台風21号の強風によって里山が倒木で入れなくなりました。 里山管理の人たちとともに倒木を切り開きました。 今年は何かとボランティア作業が多い年です。 少しはスリムになったかな。

祇王寺の竹

嵐山の渡月橋界隈はすごい人波ですが、ここまで来るとまばらです。 1キロメートルほど歩くだけで、静かな嵯峨野を味わえます。 祇王寺草庵の吉野窓。下地窓の円窓です。 いろんな柵が庭苔に対峙しています。 小さな大日如来さまが置かれていたので、般若心…

晩夏

八月は猛暑に負けて、畑の手入れを怠りました。 近ごろ外来種が多い中で、雑草は在来種が頑張ってくれました。 ネコジャラシも群生すると見応えがあります。 こちらはエビスグサ。 漢方薬の材料になります。 猛暑で開花が止まっていたノウゼンカズラが復活し…

加茂勢山

「加茂勢山」は現在正式に「ポンポン山」と名付けられています。古文書に書かれている里山として使われていた時代には「加茂勢山」と呼ばれていました。 京都盆地の西側に断層崖が連なり、京都市西京区と大阪府高槻市は加茂勢山(ポンポン山 678.8m)をはさん…

角宮神社(乙訓大明神)は継体天皇が建てた?

今年は継体天皇の弟国宮(おとくにのみや)遷都1500年の年とされています。 1500年前の西日本は古墳が現役だった時代です。 井ノ内車塚古墳(長岡京市井ノ内向井芝) ~継体天皇時代(約1500年前)の前方後円墳(部分発掘)~ このころは各地に大王(おおきみ)と呼ば…

スズメの群れ

秋雨前線、台風21号、台風22号。 なかなか圃場が乾きません。 11月に収穫するヒノヒカリに群がるスズメたち。 稲刈りが遅かったので、鳥や虫たちにいい餌場を提供したようです。

黒松の剪定

先日京都迎賓館へ参観に行ったとき、ちょうど庭師さんが前庭の赤松を手入れされているところでした。 2人掛かりで大掛りな剪定です。 我が家にも十数年前に畑に植えた「松くい虫に強い松」があり、教材を前にしてちょっとやってみたくなりました。 これはビ…

洛西の山寺

お参りに来たんだけど、実は… 手入れされたお庭や眼下の眺望を楽しみにしていました。 ここは西国霊場の第二十番・善峯寺。天台宗の古刹です。 伽藍を上り奥ノ院から望む京都盆地の眺望は圧巻です。 洛西・大原野の里風が迎えてくれます。 春から初夏の名優…

キヌガサタケ

今朝のハチク竹林で見たキヌガサタケです。 正午過ぎには老いて朽ちる短命きのこです。 まだ、試食したことがありません (^^; PS そして4時間後… やっぱり、美味しいんですね。

2ヵ月で18メートル高

2ヵ月前はタケノコ掘りの真っ最中でした。 竹材用の孟宗竹林です。 ことし生まれた新竹。高さ18メートルもあります。 成長の早さに、改めて感心しています。 ところで、この白い粉は何だろ? タケノコを湯がいたとき、節間にも白い粉のようなものがあります…

晩生の田植え

何度か書きましたが、ここ数十年の間に日本列島は暑くなりました。 特に京都盆地のような内陸の平野部は、夏の昼間気温が体温を上回ります。 9月になっても30℃を超えています。夜の気温も25℃以上の日が続き、米の着果時に適温になりません。 では、昔のよう…

蝮 ?

アグリ・フィールドでは雑草も萌えて… 軒下で… ん? おや、今年は早いんだねぇ お互いに気を付けて、共存できればいいのですが…。

お城の夜桜

うちの近所にある城跡公園です。 明智玉子→細川玉→細川ガラシャが嫁いだときの結婚式場だったお城です。 週末は特別に城内(公園内)に入れました。 ライトアップが眩しい… こちらは住宅街の中を流れる川の両側の夜桜。 左端に写っている建物は軽食・喫茶店で…

観光地でない桜花園

こんな桜も標本植樹されてたのか… ことし初めて気付きました。 まだ若木ですが、上品ながら存在感がありました。 植物園らしい取り合わせです。満開、絢爛。 イベントも。「京都さくらよさこい」 この樹はエドヒガン系の枝垂れ。大物です。 花が小さくて満開…

花冷え

開花後に寒くなりました。夜の気温は5℃を下回りました。 こころやさしい京都の人は「花が長持ちしてよろしおすなぁ」 と、花冷えを讃えます。 でも、寒い夕刻です。 円山公園の花見宴会の場所取り茣蓙も寒そうです。 枝垂れ桜の痛々しい老木の傍らに、元気…

舟屋

丹後半島の内海。波静かな漁村です。 舟の収蔵庫と住居を兼ねた建物群です。 寅さんや釣りバカ日誌の舞台にもなりました。 いまは伊根町の観光スポットとしてメジャーです。 帯状高気圧に恵まれて、今日もまた秋の日和を満喫しています。 近所のお付き合いを…

竹林・豪雨時の保水

梅雨が明けないうちに上陸した台風11号は、この辺りに300ミリもの雨を降らせました。 17日午後から18日早朝まで、時間雨量10ミリ~20ミリで絶え間なく降り続きました。 強い雨でなかったので雨漏りはしませんでしたが、夜になって近くの市から続々と避…

新緑を纏った古刹

西山浄土宗の総本山・光明寺の参道です。 新緑がまぶしいね。 ここでお参り時の癒しの時間をもらいます。 これは参道途中の薬医門です。 開かずの勅使門は格調あります。

初もの

京都のタケノコ栽培は昔から、敷き藁と土の層を重ねた孟宗竹の圃場で栽培されています。 手間がかかるこの栽培法で、早春の京会席料理の食材を提供してきました。 オフシーズンの管理が行き届いた孟宗圃場でこそ、最上の食材を収穫できます。 それができてい…

西岩倉の金蔵寺

洛西・金蔵寺は静かで趣きがあり、極上の紅葉を味わえる古刹です。木々は淡くなったみどり色から黄色、真紅の楓葉など。 富んだ彩りとコントラストが大胆で、秋の里山の景を堪能できます。 白洲正子の随筆「かくれ里」の中に「西岩倉の金蔵寺」という一文が…

二百十日

今日は二百十日です。 例年なら台風が上陸する時季ですが、ことしは気象異変のせいか嵐はありません。 水稲の中生ってゆうか、晩稲ってゆうか、「ヒノヒカリ」の開花です。 北部ではすでにお米を収穫している所がありますが、西日本の平野部ではまだ暑い。 …

茅葺の里

山間部の春は平地に比べると二週間余り違うようです。 京都から車で1時間しか離れてないのに、二度桜が楽しめます。 長年の煤が沁み込んだ垂木や煤竹はそのまま継続して使われています。 あと三百年は使えそうです。 2014年4月18日、藍染作家・新道弘之さん…

飛雲閣

西本願寺・春の特別拝観が4月12日から3日間開催されました。 春の法要があり、参拝者で賑わう御影堂(手前)と阿弥陀堂(右) かねてから国宝・飛雲閣を見たかったので、最終日の月曜日に訪れました。 御影堂門から飛雲閣の二層庇と三層屋根が見えます。 特設さ…

早春の竹林

一週間前の金曜日。 雪です。 幸い京都では通常の積雪でした。 雪の竹林も風情があります。 が…。 春の雪は湿っぽくて重いのです。 静かな竹林に、「バリッ」と響く音。 出荷を待つ竹材にも雪布団です。 この竹は海へ運ばれて、養殖筏に使われます。 一時は…

竹穂垣

かつて竹材を生産していた竹林です。 孟宗竹です。 あの京タケノコと同じ種類ですが先止め処置してないために、竹丈が長く18メートルもあります。 風で倒れる前に伐採しながら整備します。 沿道からもクサギが茂って荒れているのがわかります。 これは整備前…

竹林整備

やぶ蚊がいなくなった秋の竹林。 未整備の竹藪の中を片づけます。 孟宗竹の大きな枝。 しっかりしたいい材料です。 これで竹垣を試作してみようか… これは不合格。もっと厚く仕上げないといけません。 廃竹処理は竹炭やボイラー燃料の候補ですが処理時間がか…

洪水の跡

たしか、嵐山より上流では大堰川という呼び名だったかな。亀岡盆地から保津川峡谷を縫うように流れてきて、途中で清滝川と合流します。 上流にある支流の一つ日吉ダム貯水量が規定の3倍になって、緊急放流したことも溢れた要素かもしれません。 ふだんはお…

空梅雨

京都では、カラ梅雨です。雨が欲しい… ま、機械をつかうから身体に負担は少ないんですが。 カモさんたちが早速、食事にやってきました。虫や雑草だけ食べてね。

壬生の街に、染め職人あり

ここは京の街の中。かつて、新撰組屯所があった壬生(みぶ)界隈です。 染め工場の作業を見学させていただきました。染め職人さんのてきぱきした手さばきに、しばらく見とれていました。 シルクスクリーンを使って顔料を均一に刷りこまれます。何回も版を重ね…