洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

梅花藻咲く醒井の街道

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彼岸も間近というのに、まだ、梅花藻の花は秋の日差しに眩しく輝くように咲いていてくれました。

かつて、醒井宿は中山道を旅する人のオアシスでした。霊仙山(1084m)北側の裾野に湧く水が、いまも、町並みを清めるように流れています。澄み切った街道の東北奥に伊吹山(1377m)も見えています。

平成名水百選に選ばれた「居醒の清水」からこんこんと水が湧き出しています。町並みに潤いがあると感じるのは、この湧き水が静かに地蔵川を流れる景にあるからなのでしょうか。


水清き人の心をさめが井や底のさざれも玉とみるまで

18世紀に朝鮮通信使との応接に尽くした儒学者雨森芳洲の、素朴な木製の歌碑が建てられていました。
(撮影=2009.9.13、滋賀県米原市醒井)