愛宕参り
人間国宝の噺家・桂米朝さんは、落語「愛宕山」を師匠から教わったとき、「いっぺん愛宕山へ登ってきますわ」と言いました。そのとき師匠は、「やめとき、今、山に登ったらこのネタやれんようになる。この話は嘘ばっかりやさかい」と諭したそうな。確かに嘘ばっかりの愛宕参りの落語です。でも演者からすれば、金持ちの旦那、ほう間、芸者舞妓、茶店の老婆…、多彩な演じ分けをしなくてはならない大ネタです。
で、愛宕山(924m)に登りました。この日は、火廼要慎(ひのようじん)と書かれた愛宕神社の火伏札をいただくためのお参りです。6年ぶりです。その前は12年前、その前は…。
火伏札は京の家庭の台所でいまも見ることがあります。庶民には火の神として年に一度はお参りするという慣習がいまでも引き継がれているところがあります。適度な運動は健康にいいものですが、わたしの町内では輪番制をとって代参しています。いつもは清滝や水尾から登りますが、今回は首無地蔵経由で。いちばん楽なアプローチでした。
で、愛宕山(924m)に登りました。この日は、火廼要慎(ひのようじん)と書かれた愛宕神社の火伏札をいただくためのお参りです。6年ぶりです。その前は12年前、その前は…。
火伏札は京の家庭の台所でいまも見ることがあります。庶民には火の神として年に一度はお参りするという慣習がいまでも引き継がれているところがあります。適度な運動は健康にいいものですが、わたしの町内では輪番制をとって代参しています。いつもは清滝や水尾から登りますが、今回は首無地蔵経由で。いちばん楽なアプローチでした。