壬生辺りを…

　一時は観光客が多かったけど、近ごろ少なめ。新撰組ゆかりの壬生界隈を散歩しました。昭和の風情が残る落ち着いた町並みです。

 

　風格のある建物は新選組屯所跡・旧前川邸です。文久３年に、近藤、芹沢ら浪士組が京都に残ることを決めて隊士たちは斜め向かいの八木邸とここに分かれて住んだそうな。

 

 　「壬生さんのカンデンデン」というと、壬生大念佛狂言のことです。鎌倉時代の仏教パントマイム。ここはその舞台です。春の大念佛会は既に4月にありました。次は10月です。

 　うろこ瓦の建て屋が渋い風情です。いまは染め工場として使われています。先々代の松原警察署を移築したものだそうです。

　↑新選組屯所跡・旧前川邸、うろこ瓦の染め工場↓

 　

 　↑休日で工場の中は静かです

　　棚いっぱいの染め型↓

 

　綿素材の藍染め調の柄を得意として、ハンドプリントの特殊加工もされています。和調染料プリント、印伝、箔、オパールプリントなど手作業のニーズに応える現役染工所です。