洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

古民家の建具

建物側には微妙な傾きや歳月による木の反りがあります。
一方、町屋パーツ屋さんから買ってきた建具は、かつて設えてあった柱や梁に合わせてあります。その差は5mmから20mm。ペアになっている左右の板サイズが2センチも違うなんて、いままで知らなかった。
 
で、修正作業の様子です。
 
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へ~ぇ、古民家の欄間サイズって、一枚ずつちがうものなんだ。
 
昔の建具師さんって、繊細な木工技術を持っていたんですね。
欄間の縦横サイズに加えて、厚みや反りを建物に合わせます。
コツをつかむまで2日間。
仮の取り付けして、今年の作業はお仕舞いにします。
 
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本格的な座敷欄間は、夏期に風通しの良い葦簀のような建具に衣替えされるようです。微妙に傾きがある我が家では半固定するだけで精いっぱいです。
 
畳の部屋には座布団で座ってこそ、いろんな機能が活きてくるものなんだね~
でも、最近は椅子がいいな。