洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

古民家

使わないけど…。アンティーク家具

いつ頃の家具なんだろう。 壊すのはもったいない気がするけど、修理すれば飾りを兼ねて実用になるかな?

古民家・味噌蔵の床板張り

明治・大正・昭和時代に味噌貯蔵庫として使われていた場所です。平成時代にはキッチン横で、パントリーとして使っていました。 まぁ~。 棚類を撤去したらこのとおり。 汚いねぇ~ before 床材をはがして、新たに30ミリの無垢杉板を張りました。 after1 いち…

ソングがある古民家~ライブへのお誘い

ある作詞家が「いまの音楽には、ミュージックはあるがソングが無い」と評しました。ふちふなさんの歌はシンプルな音の中に喜怒哀楽が自然に醸される、まさに「ソング」だと思います。 「ふちがみとふなと」は、ウッドベースとヴォーカルで紡ぐ歌音楽を奏でる…

煙突は…

しばらく休んでいましたが、一階の薪ストーブに煙突を繋ぐことにしました。 引き回し後、防火仕様をチェックするまで仮設状態です。 煤そうじが楽なように、床上2メートルのところで分岐パーツを使ってみました。 ここから上は断熱二重構造の煙突です。 土…

煙突工事

寒くなってから煙突工事をしています。 表面温度が上がるので、中二階を抜けるとき梁に近いのが気になります。 念のためシングル煙突を下部1500mmにして、その上に二重断熱煙突をチムニートップまで繋ぐことにします。 仮設置ですが、テレビアンテナとともに…

煙出し櫓

いまでは役目を終えた古民家の煙出し櫓です。 今シーズンは久しぶりに吹き降りの雪が、この空き窓を通って屋内へ舞い落ちてきました。 かまどが現役のころ(1960年代まで)は板金囲いがなく、効率よく煙を排出していました。夏には屋根裏にこもった暑気を自然…

和風の庭

ぬけぬけと年賀状に書いた肩書に「庭師」。 なので、日ごろめったに見ない自宅の庭を観察してみようか…。 マンリョウ。 右奥にセンリョウ。 手入れが悪く、下地の苔がまだらになっています。 ヒトツバとオオスギゴケ。 オオスギゴケのエリアがヒトツバに侵食…

簡易な窓断熱

寒くなってから気付いた北窓の結露。 複層Low-Eのガラスと樹脂サッシにすればかなり改善できそうですが… この大きさなら材料費が20万円近く要るらしい。 結露だけでも改善できればいいと考えて、簡易断熱仕様にして様子を見ることにしました。 つまり、室内…

床板を張替え

寒くなる前にDKの床下と天井裏に断熱材を入れました。 床板も新しく、明るいヒノキ無垢板に。 不揃いな巾木ですが床板の隅隠しを兼ねて… シンク周りをオーク材に。 作業台は50年前の古キッチンを化粧板で被って再利用しました。

場所をとる防火古民具

何十年も前から軒先に吊るされた「龍吐水」です。 吊るしているけど圧迫感あり。 毎日目にしていると、その非凡な姿にも慣れきってしまって存在感が薄れてきました。 直射日光は当たらないけど、前庭から反射した紫外線に晒されて傷んでいます。 もちろん、…

敷石

前面道路基準までセットバックすることになり、勝手口の塀を半分撤去しました。 既存の塀を塗装しなおして外観はきれいになりました。 建物側はそのまま状態。 雨でぬかるみになりそうなので、三和土に排水溝を設ける必要があります。 その前に… 三尺×一尺七…

壁板・床板

作業の取り掛かりでは板間を試す程度に、畳に戻すこともできるように仮置きしようとしていたのですが… 長辺1900ミリの畳を新調するとなると割高になりそうなので、方針を変更して板間として確定することにしました。 通路と3モーターの介護ベッドを置く場所…

浮造りの杉板

徳島杉「浮造り美人」。これも商品名です。 ホームセンターで見た印象が良かったので試しに購入しました。 板の表面に研磨剤を吹き付けて柔らかな夏木地を削って、年輪を浮き上がらせたものです。香りも肌触りもいい。 通路に改装した壁に張ると、ぱっと明る…

天然石で床下調湿

商品名「床下カラっと」 火山性の鉱物・ゼオライトは活性炭のような作用をするらしい。 材料としてはちょっと高価ですが、床下の消臭や調湿に使ってみることにしました。 礎石以外の地面に防湿シート敷き、天然ゼオライトを撒きます。 う~ん、ネコ砂のよう…

畳→板

さて…。 今回のテーマは畳を撤去して板間にすることです。 上敷を取り去ると渋紙です。 剥がすと畳が現れます。 60年余り使っていた割に傷みがありません。 いろいろ工夫されています。 床下を点検。腐りっぽい材料を交換して。 離れ屋への通路を区切ります…

通気と断熱の配分

10月になってから古民家の手入れに明け暮れています。 最初は、かる~く断熱材を入れるだけでしたが… ネズミの穴を塞いだり… ネコの侵入道を塞いだり… 床下は高いけど… 天井が低い。長持ちが入れてあった押入れです。 この際、天井を上げて居住空間を造って…

床下の通気

小さな束石に乗っているだけで、床下には危うい部分が目につきます。 太いけどこれは古材を再利用した大引き。左右の支えがなくて横揺れに弱そうです。 よくぞ大地震に耐えてきたものです。 外から見た北側の床下です。 地面まで土壁とモルタルで塞がれてい…

冬が近くに…

秋の彼岸が過ぎました。 歳を重ねるごとに季節の移り変わりが早いように感じます。 今年は特に。 つい先ほどまで猛暑に辟易していたのに、早くもキンモクセイが咲いています。今年も二度咲きだろうか… 寒くならないうちに障子紙を張り替えて。 ずいぶん前か…

冷たい地下水

最高気温・36℃以上の日が続くと、公営上水道の蛇口から温水が出ます。 きっと、引き込み口までの土中も熱くなっているんでしょう。 で、しばらく使ってなかった井戸水をくみ上げました。渇水期でも井戸水面まで6メートルほど。この時期でも優秀な井戸です。…

何でもないようで、崩れ寸前

梅雨が明けたら、ここを切り離して撤去します。 というよりも既に、離れて崩れる寸前。右下の軒です。 建築基準法ができる前から建っていたからそのままでも支障ないのですが、関連建物を修復するために連帯改修することになりました。 ノウゼンカズラのグリ…

冬仕様の剪定

長い秋休みの後は、前栽の庭木剪定の仕事が待っていました。 ところで、となり町に「待庵」と呼ばれる茶室があります。利休をモデルにした作品には必ず登場します。これを描いた素人の油絵がありとても気に入って、部屋の隅に掛けています。 質素な茶室の側…

朽ちかけた土蔵Ⅲ

涼しくなってきたら、猛暑に残した仕事を一気に片付けなければなりません。 たとえば懸案の…、これです。 三重に設えられた蔵戸の敷居と鴨居は、無残にもシロアリの餌食となっていました。 三枚も戸があると開閉がめんどうですから一枚だけ残すことにします…

朽ちかけた土蔵Ⅱ

土蔵の中にはお宝がありませんでした。 プロに依頼すれば補修費は数百万円かかるでしょう。中に入れる物がないのに復元することはないと…。 ここは趣味の大工さんの道を選ぶとしましょう。 床板をめくってみると、腐ってます。 通気が悪いとこうなるのですね…

朽ちかけた土蔵Ⅰ

屋敷内をいろいろ調べたら、この一角がいちばんひどいようです。 土壁と焼き板で保護された蔵です。たぶん、築二百年以上でしょう。 蔵の中には骨董やお宝はなく、無用に場所をとる建物になっています。 土蔵は全体に10センチほど沈下していて、取り合いの塀…

沓脱台

座敷床は土間から60cm高もあるので、バリアフリーではありません。 でも、通風がいいので床下が傷みません。 この上がり台は38cmなので腰かけ兼用。傷みがひどい状態です。 二間もの長さは今は要らないので、靴箱幅分をカットして… 玄関スペースを広く保ちた…

屋根裏と床下を点検

40年近く前に修復した箇所は鮮やかな木の色を持ち続けています。 入母屋の内側。 壁や梁の黒色は昭和中期までに付いた煤でガードされて元気です。 ん? これは前回補修した記念品。 8寸角の柱が腐食した見本です。 現在は身代わりケヤキ材に置き換わってい…

古民家の屋根

推定・築130年、虫籠窓(むしこまど)がある古民家です。 今回は屋根回りの点検。 雨樋をよく見ると継ぎ接ぎだらけ。 銅製だから近ごろの酸性雨に弱いようです。 こちらは入母屋造りの屋根。 かつて小屋裏は柴置き場でした。 じつは、いまも数十年前の柴や薪が…

古民家の建具

建物側には微妙な傾きや歳月による木の反りがあります。 一方、町屋パーツ屋さんから買ってきた建具は、かつて設えてあった柱や梁に合わせてあります。その差は5mmから20mm。ペアになっている左右の板サイズが2センチも違うなんて、いままで知らなかった。 …

古民家の大掃除

推定ですが、築130年の古民家です。 ここに住んでいます。 数十年間も掃除してないと、こんなに埃が積もるのですね~ 吹き抜け部分の梁の下も煤払いがたいへんそうです。 座敷の上辺りの小屋裏。 棟周りは豪快な木組みです。すばらしい。 業務用の掃除機を買…

趣味の建具師

築百年以上経っている古民家の座敷です。 欄間を設えたいので、材料を仕入れてきました。 ところが… 建物側の左右の欄幅が10mm近く違います。 取り付け溝もありません。 とりあえず、手抜き仕様で入れてみようかな。