洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

#修理とリフォーム

ウッドデッキを補強

ある高額なものを設えたい。 並行輸入ならお安く手に入りそう。 船便で2ヵ月。届きました。 が…。 梱包された重量は200Kg近い。搬入路のデッキを補強しないと壊れそう。 で、束石に根太を入れて補強しました。 搬入開始です。

煙突は…

しばらく休んでいましたが、一階の薪ストーブに煙突を繋ぐことにしました。 引き回し後、防火仕様をチェックするまで仮設状態です。 煤そうじが楽なように、床上2メートルのところで分岐パーツを使ってみました。 ここから上は断熱二重構造の煙突です。 土…

煙突工事に便利な道具

中二階を貫く煙突によって梁や床材がその熱線で炭化しないように遮る必要があります。後で石膏ボードを間に入れてガードしておきましょうか。 改めてこうして見ると、木材の曲がりが半端じゃありませんね。 鉛直や水平を測るときは昔ながらの錘を吊り下げて…

煙突工事

寒くなってから煙突工事をしています。 表面温度が上がるので、中二階を抜けるとき梁に近いのが気になります。 念のためシングル煙突を下部1500mmにして、その上に二重断熱煙突をチムニートップまで繋ぐことにします。 仮設置ですが、テレビアンテナとともに…

煙出し櫓

いまでは役目を終えた古民家の煙出し櫓です。 今シーズンは久しぶりに吹き降りの雪が、この空き窓を通って屋内へ舞い落ちてきました。 かまどが現役のころ(1960年代まで)は板金囲いがなく、効率よく煙を排出していました。夏には屋根裏にこもった暑気を自然…

簡易な窓断熱

寒くなってから気付いた北窓の結露。 複層Low-Eのガラスと樹脂サッシにすればかなり改善できそうですが… この大きさなら材料費が20万円近く要るらしい。 結露だけでも改善できればいいと考えて、簡易断熱仕様にして様子を見ることにしました。 つまり、室内…

床板を張替え

寒くなる前にDKの床下と天井裏に断熱材を入れました。 床板も新しく、明るいヒノキ無垢板に。 不揃いな巾木ですが床板の隅隠しを兼ねて… シンク周りをオーク材に。 作業台は50年前の古キッチンを化粧板で被って再利用しました。

場所をとる防火古民具

何十年も前から軒先に吊るされた「龍吐水」です。 吊るしているけど圧迫感あり。 毎日目にしていると、その非凡な姿にも慣れきってしまって存在感が薄れてきました。 直射日光は当たらないけど、前庭から反射した紫外線に晒されて傷んでいます。 もちろん、…

敷石

前面道路基準までセットバックすることになり、勝手口の塀を半分撤去しました。 既存の塀を塗装しなおして外観はきれいになりました。 建物側はそのまま状態。 雨でぬかるみになりそうなので、三和土に排水溝を設ける必要があります。 その前に… 三尺×一尺七…

壁板・床板

作業の取り掛かりでは板間を試す程度に、畳に戻すこともできるように仮置きしようとしていたのですが… 長辺1900ミリの畳を新調するとなると割高になりそうなので、方針を変更して板間として確定することにしました。 通路と3モーターの介護ベッドを置く場所…

浮造りの杉板

徳島杉「浮造り美人」。これも商品名です。 ホームセンターで見た印象が良かったので試しに購入しました。 板の表面に研磨剤を吹き付けて柔らかな夏木地を削って、年輪を浮き上がらせたものです。香りも肌触りもいい。 通路に改装した壁に張ると、ぱっと明る…

天然石で床下調湿

商品名「床下カラっと」 火山性の鉱物・ゼオライトは活性炭のような作用をするらしい。 材料としてはちょっと高価ですが、床下の消臭や調湿に使ってみることにしました。 礎石以外の地面に防湿シート敷き、天然ゼオライトを撒きます。 う~ん、ネコ砂のよう…

畳→板

さて…。 今回のテーマは畳を撤去して板間にすることです。 上敷を取り去ると渋紙です。 剥がすと畳が現れます。 60年余り使っていた割に傷みがありません。 いろいろ工夫されています。 床下を点検。腐りっぽい材料を交換して。 離れ屋への通路を区切ります…

通気と断熱の配分

10月になってから古民家の手入れに明け暮れています。 最初は、かる~く断熱材を入れるだけでしたが… ネズミの穴を塞いだり… ネコの侵入道を塞いだり… 床下は高いけど… 天井が低い。長持ちが入れてあった押入れです。 この際、天井を上げて居住空間を造って…

床下の通気

小さな束石に乗っているだけで、床下には危うい部分が目につきます。 太いけどこれは古材を再利用した大引き。左右の支えがなくて横揺れに弱そうです。 よくぞ大地震に耐えてきたものです。 外から見た北側の床下です。 地面まで土壁とモルタルで塞がれてい…

冬が近くに…

秋の彼岸が過ぎました。 歳を重ねるごとに季節の移り変わりが早いように感じます。 今年は特に。 つい先ほどまで猛暑に辟易していたのに、早くもキンモクセイが咲いています。今年も二度咲きだろうか… 寒くならないうちに障子紙を張り替えて。 ずいぶん前か…

冷たい地下水

最高気温・36℃以上の日が続くと、公営上水道の蛇口から温水が出ます。 きっと、引き込み口までの土中も熱くなっているんでしょう。 で、しばらく使ってなかった井戸水をくみ上げました。渇水期でも井戸水面まで6メートルほど。この時期でも優秀な井戸です。…

何でもないようで、崩れ寸前

梅雨が明けたら、ここを切り離して撤去します。 というよりも既に、離れて崩れる寸前。右下の軒です。 建築基準法ができる前から建っていたからそのままでも支障ないのですが、関連建物を修復するために連帯改修することになりました。 ノウゼンカズラのグリ…

クラクフの埋蔵文化財

ポーランド・クラクフの街。 工事中です。水道管を新しくしているようです。 おやっ、これは石畳の遺跡? 地面から120センチほど下ですから、1000年以上前の遺跡だろうね。 どうするのでしょう。

朽ちかけた土蔵Ⅲ

涼しくなってきたら、猛暑に残した仕事を一気に片付けなければなりません。 たとえば懸案の…、これです。 三重に設えられた蔵戸の敷居と鴨居は、無残にもシロアリの餌食となっていました。 三枚も戸があると開閉がめんどうですから一枚だけ残すことにします…

古材利用

土蔵の床板はかわいそうなほど傷んでいましたが… 固くて、しっかり役目を果たしている部分があります。 厚さ18ミリの欅板です。 杢目もいい感じ。靴入れ棚のつもりで簡易工作。 防腐を兼ねて塗装すれば… ちょっと反りがあるけど、古材の威厳が漂っています。

朽ちかけた土蔵Ⅱ

土蔵の中にはお宝がありませんでした。 プロに依頼すれば補修費は数百万円かかるでしょう。中に入れる物がないのに復元することはないと…。 ここは趣味の大工さんの道を選ぶとしましょう。 床板をめくってみると、腐ってます。 通気が悪いとこうなるのですね…

朽ちかけた土蔵Ⅰ

屋敷内をいろいろ調べたら、この一角がいちばんひどいようです。 土壁と焼き板で保護された蔵です。たぶん、築二百年以上でしょう。 蔵の中には骨董やお宝はなく、無用に場所をとる建物になっています。 土蔵は全体に10センチほど沈下していて、取り合いの塀…

沓脱台

座敷床は土間から60cm高もあるので、バリアフリーではありません。 でも、通風がいいので床下が傷みません。 この上がり台は38cmなので腰かけ兼用。傷みがひどい状態です。 二間もの長さは今は要らないので、靴箱幅分をカットして… 玄関スペースを広く保ちた…

屋根裏と床下を点検

40年近く前に修復した箇所は鮮やかな木の色を持ち続けています。 入母屋の内側。 壁や梁の黒色は昭和中期までに付いた煤でガードされて元気です。 ん? これは前回補修した記念品。 8寸角の柱が腐食した見本です。 現在は身代わりケヤキ材に置き換わってい…

古民家の建具

建物側には微妙な傾きや歳月による木の反りがあります。 一方、町屋パーツ屋さんから買ってきた建具は、かつて設えてあった柱や梁に合わせてあります。その差は5mmから20mm。ペアになっている左右の板サイズが2センチも違うなんて、いままで知らなかった。 …