京都が6℃の日に
室戸岬は12℃と暖かく、風は強いけど
黒潮の影響がもたらす恩恵がある地です。
崖下の波打ち際へ下りると、珊瑚の殻が砕けた白い砂が見られます。
空海が19歳のときここで修行したと、自ら『
三教指帰』に記しています。都が
長岡京から
平安京に移される2年前のことです。
それから15年後、唐から帰った翌年に再びここを訪れて
虚空蔵菩薩像を彫造したそうな。
叩くと金属音がする鐘石と呼ばれる斑糲岩です。わたしのお気に入りのひとつになりました。
本堂が美しい。
柿(こけら)葺きの屋根です。いいものを見せていただきました。
維持・修復がたいへんでしょうね。(第29番
国分寺/南国市国分)
修行とは程遠い観光的巡礼でした。
ま、寒い季節だからねぇ