洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

お遍路Ⅳ/修行の道場

やっと修行の道場・高知県です。

京都が6℃の日に室戸岬は12℃と暖かく、風は強いけど黒潮の影響がもたらす恩恵がある地です。
崖下の波打ち際へ下りると、珊瑚の殻が砕けた白い砂が見られます。

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空海が19歳のときここで修行したと、自ら『三教指帰』に記しています。都が長岡京から平安京に移される2年前のことです。
それから15年後、唐から帰った翌年に再びここを訪れて虚空蔵菩薩像を彫造したそうな。

本堂の柱飾りも迫力を感じます。(第24番最御崎寺、ほつみさきじ/室戸市室戸岬町で)

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叩くと金属音がする鐘石と呼ばれる斑糲岩です。わたしのお気に入りのひとつになりました。

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本堂が美しい。

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柿(こけら)葺きの屋根です。いいものを見せていただきました。
維持・修復がたいへんでしょうね。(第29番国分寺/南国市国分)

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修行とは程遠い観光的巡礼でした。
ま、寒い季節だからねぇ