冬仕様の剪定
長い秋休みの後は、前栽の庭木剪定の仕事が待っていました。
ところで、となり町に「待庵」と呼ばれる茶室があります。利休をモデルにした作品には必ず登場します。これを描いた素人の油絵がありとても気に入って、部屋の隅に掛けています。
質素な茶室の側面を描いたものですが、ずっと飾っていてもなぜ見飽きないのか不思議でした。今日、剪定後の後始末をしていて気付きました。
たぶん、日差しを木洩れ日で描いているからです。
ことしは夏から初秋に雨が多くて庭木の剪定が秋分の後になりました。
涼しい秋ゆえ日差しが恋しい季節です。夏向きの古民家にぴったりの温かな日差しです。
ここは国宝から程遠いものですが、寒い時期は西日をスルーさせるという、冬ヴァージョン古民家の知恵がひとつわかりました。