雪解けの早春に咲く可憐な花です。
植物学者の
牧野富太郎は、東京の自宅にいて、生家の裏山に咲いていた
バイカオウレンを懐かしんだといわれます。牧野は、草木に尋常でない深遠な想いを馳せていました。で、小学校中退にもかかわらず
東京帝国大学から理学博士の学位を与えられたほど、植物学に偉大な成果を残しました。
文久2年生まれ。ずいぶん昔の人のようですが、没年は
昭和32年です。激動の江戸時代末期から戦後の昭和までリアルタイムに生きた…。って思うと、江戸時代って意外にも最近のようで、不思議な気持ちになります。