洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

森の夜桜

「植物園は単なる緑の多い広場ではありません。」という思想で、園が持つ栽培技術を駆使して、手作りの企画展をつぎつぎと開催されています。京都府立植物園です。
 
なにげなく見ていたテレビに出演された松谷園長さんが、「旭山動物園のような生きた生態展示を、植物園でも見せたい」と言われていたことを思い出しました。
 
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宿根草園辺りを観ていた時です。屈み込んで草引き作業をされていた作業員風のおっちゃんが突然、「この花はミツマタです。枝の分かれ方がどの節も三ツ俣になっているんです」と、つぶやきました。的を射た言葉に感心しました。
園の職員さんなのでしょう。機械音でない不意に聞こえた生の声に、驚きあり。
 
これは夜のボケの花。
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スタッフの技術、熱意、愛情がうまく組み合わさって、いい仕事ができているのだと思います。21年度の一年間に入園者数が77万人を越えたそうです。
 
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桜の夜間ライトアップは4月11日までだそうです。期間中は午後9時まで開園です。