皆子山(標高=971.5m、
京都市左京区)は、いちおう
京都府の最高峰です。
比良山系の西方にあり、その間に若狭から続く
敦賀街道が京へ。その下に長ぁ~い花折断層が潜んでいます。かつて、若狭からこの道を通って海産物が運ばれていました。ゆえ、
鯖街道とも呼ばれています。
安曇川源流域です。なので、この山に降った雨は琵琶湖の北西まで旅した後に、琵琶湖で一休み。やがて、大阪湾へ注ぎます。
皆子山にブナの新葉がまぶしい5月、豊かな水を抱いた苔むした沢に花が咲き、山に活気がみなぎります。大きな栃の木も団扇のような若葉を装って、ハ
イカーにはわかりやすい道しるべになります。