洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

山散歩

加茂勢山

「加茂勢山」は現在正式に「ポンポン山」と名付けられています。古文書に書かれている里山として使われていた時代には「加茂勢山」と呼ばれていました。 京都盆地の西側に断層崖が連なり、京都市西京区と大阪府高槻市は加茂勢山(ポンポン山 678.8m)をはさん…

初秋の里山

秋晴れ。 近所の里山へ。この角度で見る愛宕山も新鮮です。 イノシシ健在です。道端も掘り返した跡が多いですね。 いろんなキノコが首をもたげてます。 ん? 切ると… キノコらしいいい香りがします。食べられるかな。 トリュフやマツタケはまだのようです。

北比良・イクワタ峠

朽木栃生から米買い道を上ります。 落ち葉の道。 ところどころにミズナラの立ち枯れが目立ちます。 イクワタ峠・北峰手前。 久しぶりの山歩きなので、今日はイクワタ峠まで往復。 峠と言っても海抜923メートルあり、眺望が開けています。 ちょっと霞んでいる…

与助谷山

与助谷山、753メートル。 滋賀県と福井県の県境・分水嶺上にあります。 麓は杉の人工林ですが、尾根伝いにブナ林が広がっています。 前日の天気予報は雨でしたので、欧州散歩の装備(ミニザックと雨具)をそのまま持って行ったら晴れました。 またも、雨具使…

阿弥陀山

滋賀県高島市の阿弥陀山(453.6m)へ。 山散歩です。 麓の別荘群を抜けて上へ。 人工林をすり抜けると新緑の雑木帯です。 コシアブラの葉が大きく広がって、天ぷら材料には過ぎてしまいました。 北比良・蛇谷ヶ峰(901.7m)の二等三角点を差し置いて、ここは一等…

蛇谷ヶ峰

比良山系の最北・蛇谷ヶ峰(902m)へ。 麓はもう秋景色です。 湖西線・安曇川駅辺りから見ると独立峰のようにどっしりして、姿のいい山です。 ほぼ360度見渡せます。 琵琶湖岸に続く整地された水田。 特に東方面は琵琶湖を越して遠方まで見渡せます。 地元に住…

愛宕さん

「愛宕さん」こと京都・愛宕神社にお参り。火廼要慎(ひのようじん)の火伏札をいただいて来ました。 ここは全国にあるおよそ900社の愛宕神社の総本宮です。創建は千三百年前らしい。 愛宕山(924m)の山上社殿です。風雨にさらされてあちこちに傷みがあり…

大谷山

高島市・マキノ町石庭から大谷山へ 麓は芽吹きの新緑です。 中腹から上は冬のままのブナ林です。 豪雪に耐えた柔軟な幹。 道の傍らにイワウチワ。 これはイカリソウ。 カタクリの花も。 マキノのメタセコイア並木が見下ろせます。その向こうに見えるのは竹生…

百里ケ岳・東尾根

麓ではまだ染井吉野が咲いていません。 でも、林道際に控えめに咲くこの桜は何でしょう。 アプローチの林道に雪が残っています。 念のため… 地図に登山道の表示がない道です。 見晴らしがいいブナ林の尾根にも残雪があり、ときどき振り返って景色を楽しみな…

鷹ノ尾国有林

穏やかな秋の日、無風。 湖西線・北小松駅から北西へ2キロ辺り、鷹ノ尾国有林へ。 紅葉が過ぎているようでもあり、木立ちの下はまだ青葉が残っています。 ことしは木の実が豊富です。 冬支度を前に熊さんも満腹できるでしょう。 花崗岩の沢です。小さいなが…

蝶ヶ岳

1976年調べの山地図を持って、徳沢園から蝶ヶ岳へ。長塀山(2564m)辺りから花畑が満開です。ぁ、デジカメの電池がダウンしてしまいました。 以下、古いケータイの粗い画像です。 名前、しりません。 これも… これはコケモモ、かな? 蝶ヶ岳ヒュッテが見えまし…

涸沢(からさわ)

梅雨明けが早かったので、連休前の山散歩を。大阪・京都から「さわやか信州号」が運行してから山行きがとても楽になりました。 水量たっぷりの梓川です。 横尾の吊り橋を渡って2時間ほど、残雪が。 しばらく進むと雪上歩きがはじまります。うん、涼しいぜ。 …

リトル比良、近江高島

リトル比良の北側。 近江高島駅から尾根伝いに鳥越峰へ。 古くから信仰の山となっていた峰です。麓の雑木の中に、広く寺院跡と思われる石垣が残っています。 急登の岩山に石灯籠。付近は花崗岩系なのでここで彫ったのかな。 白坂と呼ばれている花崗岩の風化…

気温15℃、フィトンチッドたっぷり

長いこと山歩きしてないなぁ 若狭駒ヶ岳では今年もナツエビネが咲いたと便りあり。 うん、一日休暇をとって涼しいところを歩いてみよう。 で、夜行バス。 夜明けです。涼しい。15℃くらいか。 夏のようで… 秋の気配も…。 徳沢園ではもう、紅葉のはじまり。 な…

若狭駒ヶ岳、ブナ林の落葉

若狭駒ヶ岳のブナ林です。 山は変わらず秋を迎えています。 山頂付近のブナ林はすでに落葉していて、眺望が開けています。 滋賀と福井の県境沿いにある尾根は日本海と太平洋の分水嶺。なので、積雪が特に多い。山上の曲がり幹に厳しい自然に応じる強かさを感…

獅子岩

北小松駅から比良山系東端の肩、リトル比良へ。 楊梅の滝・雄滝の、さらに上の岩場・獅子岩です。 岩登りの練習の跡が残っています。みごとな景色。

阿弥陀山

阿弥陀山、滋賀県高島市安曇川町、海抜453.6メートル。 森の住人たちは、そろそろ冬支度です。 ここは低山ながら一等三角点が据えられています。 南方向を見ると…、蛇谷ヶ峰。どっしりした山容です。 奥に釣瓶岳と武奈ヶ岳。 山頂近くから高島市安曇川町の田…

萌黄色の季節(白滝山) その2

新葉が広がるまでは視界がいい。伊藤新道~山頂。 オトワ池 オトワ池~ニシヤ谷へ 夫婦滝

萌黄色の季節(白滝山) その1

比良山系・白滝山(1022m)。 麓は萌黄色です。 カツラの樹 コブシも 豊かな水流 ニリンソウ イワウチワ カタバミ

マキノ高原・調子ヶ滝

マキノ高原の奥山へ雪歩き。調子ヶ滝がある斧研川源流近くでは雪を被っているけど、スキー場からよく整備された散策路ができています。きっと、春には家族連れで賑わうことでしょう。 沿道に植えられた桜木は、ところどころで折れていました。雪の重みに堪え…

三国岳(さんごくだけ)

台風18号の通過した二日後。 道には枯れ葉や枯れ枝に加えて青葉も散乱していました。どんぐりや柴栗もたくさん落ちていました。さぞ、強風だったのでしょう。 北琵琶湖と若狭湾にはさまれた本州・中央分水嶺は千メートルに満たない山が連なっています。植生…

蛇谷ケ峰

蛇谷ケ峰(901.7m)は比良山系の最北端です。琵琶湖西北部の安曇川河口辺りから見ると堂々たる独立峰に見えます。頂上からの眺めは360度のパノラマです。朽木スキー場からの登り道の傍らに、谷側へ根元が曲がりながら立ち上がった杉が多く見られます。冬季は雪…

三国峠

朽木・三国峠~枕谷は、目が覚めるような緑の世界でした。ブナの木々からしみ出すように水が集まり、緩やかな谷の瀬に続きます。由良川源流に近いところです。三国峠(775.9m)が中央分水嶺となっています。京大芦生演習林の北側にあって、ブナ原生林が心地よ…

大比叡

比叡山の山上へは車やケーブルを使って楽に上れます。ですが今回は、東麓にある琵琶湖のほとり・坂本から歩いて登りました。琵琶湖側の東に開ける展望はやっぱりすばらしい。根本中堂から高僧墓の傍らを過ぎて大比叡一級三角点へ。 延暦寺は標高848mの比叡山…

錦秋の近江富士

通称「近江富士」、三上山(432m)です。低いけど単独峰なので見晴らしがよくて、縦走路は変化に富んでいます。稜線が美しい山です。 この辺りは赤松の林。9月末から11月の中旬まで松茸の山になります。登山道を入るには入山券が要るらしい。今日はすでにその…

楊梅の滝から寒風峠、ヤケ山

楊梅の滝(雌滝、雄滝)は他に人がなく静かな滝壺。水しぶきが朝の日差しに反射してまぶしい。 涼峠。風が走り涼しい。背中がひんやりして気持ちいい。 シシガ谷源流付近、オトシともいうらしい。湿原のようにやわらかな径。水苔の群落が目にやさしい。 ヤケ山…

三重嶽(山上ケ岳)

「さんじょうがたけ」と読むそうです。頂上手前の尾根にあるブナ林はゆったりした気持ちにさせてくれます。麓の平池にはカキツバタの群落。サワグルミ、トチ、ウツギなど、木々はのびのびと枝を張って清楚な花をつけています。ギンリョウソウも白装束で迎え…

ブナの林

錯覚かもしれないけれど、ブナの林に入るとなにかしら安堵感を覚えます。穏やかに、落ち着いた気持ちになるのです。 6月、樹は色濃くなった葉をまとって、ゆったりと尾根を覆っていました。(滋賀県高島市、三重嶽で)

春の皆子山

皆子山(標高=971.5m、京都市左京区)は、いちおう京都府の最高峰です。 比良山系の西方にあり、その間に若狭から続く敦賀街道が京へ。その下に長ぁ~い花折断層が潜んでいます。かつて、若狭からこの道を通って海産物が運ばれていました。ゆえ、鯖街道とも呼…

春の白滝山

滋賀県・比良山系の白滝山です。山麓の白滝谷では安曇川へ注ぐ豊富な水量を、花崗岩の大岩が座してうけとめる名滝を堪能しました。