嵯峨野、大覚寺門跡

嵯峨野の北東の地。見上げる愛宕山は白く雪化粧しています。
嵯峨天皇の離宮跡です。空海と橘逸勢もここへ来て、三筆がここで書をしたためたのかもしれません。後に亀山法皇や後宇多法皇が院政を行ったところです。嵯峨院の建物があった跡は名古曽の滝跡付近、大沢の池北側にあります。
時代劇のロケ地でもあります。水戸黄門にしばしばこの景色が登場します。

宸殿の襖絵は複製です。なので、設えた時の鮮やかな色彩で鑑賞できます。野兎図も。障子を張替えたときはこんな感じだったのかな。(2009年1月11日、京都市右京区嵯峨・大覚寺=旧嵯峨御所大覚寺門跡で)