洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

2008-04-06から1日間の記事一覧

花の大原野

大原野っていうと、三千院のある大原と間違う人がいます。 ここは京都盆地の西南の地。平安京以前からある古刹や神社が、いまも残っています。 桜の季節は社寺だけでなく、辺りの民家の庭にも珍しい樹種や工夫された庭を楽しめます。 豪華な散歩コースです。…

花の寺

「地にとどく西行桜したしけれ」、と虚子が詠んだように、花枝が垂れるように枝をはった桜木だったのでしょうか? この寺は勝持寺というよりも、西行ゆかりの花の寺、といったほうが伝わりやすい。境内にたたずむ西行桜は三代目らしい。存在感としてちょっぴ…

西迎寺の枝垂れ桜

寺の人に聞くと「樹齢は130年ほど」。本堂の前庭をいっぱいに被い、飾っています。 ガイドブックに載らない寺のなかには、丁寧に手入れされて落ち着いた居住まいを持つお寺さんがあります。庭づくりにも理解ある檀家や総代さんが、支えているからでしょう。 …

水吐竜

木造の本堂の軒に木造の消火ポンプ、水吐竜。 いつごろまで使われていたのか? 水量はあるのかしらん? 水吐竜の側面に「大原野」と書かれています。この辺りの邸に常備されていたようです。 (2008年4月5日、京都市西京区大原野・勝持寺で)