洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

櫻花

お家モード・ガーデニング

コロナ禍でも、幸い雑用はあって適度なストレスを維持できています。 立春のころに移植した黒松を剪定しました。 移植直後 毎日水遣りしていましたが、古葉が重くてそろそろ春の剪定です。 before…三月中旬です。 YouTubeの剪定講義を見ながら。 after… しば…

サクラ

2018年9月、このヤマザクラは強風で根元から折れてしまいました。樹齢5年でした。今年は折れてから3年目の春です。残った根から新たに芽吹きました。 ヤマザクラは生命力が強いですね。 近所の散歩道にも、花弁が10枚の山桜。華やかです。 ひと房いただい…

初めて、造幣局の通り抜け

4月12日のこと。 そういえば、今年はどこへもお花見に行ってないな。 そうだ、一度も見たことのない造幣局の通り抜けを見てみよう。 まだ、4分咲きらしい。 天満橋から西を見下ろすと、ソメイヨシノがまだ散っていません。 ガードマンに導かれて、初めて造…

傷だらけの桜花

今年の京都は、3週間近くもの間桜花を楽しむことができそうです。 ソメイヨシノの開花が3月27日。 4月13日現在まだ散らずに咲き残っています。 樹の傷みがあちこちに見られます。 これは隣り町の小学校に植えられている古木。昨秋の台風21号に痛めつけられ…

5年目に開花

クローンのソメイヨシノよりも、やっぱりヤマザクラだよね。 と、苗木を3本植えたのですが、一向に咲きません。 モモクリ三年というけれど、今年で5年目。 平野部は夏日が続いて、ソメイヨシノは早くも散り桜です。 もう、山の上まで咲いています。 おや、…

花は賑わいか、寡黙か

画数の多い「櫻」の字は、あの満開の絢爛を表しているようで好きです。 人の賑わいもまたいいもの。 何十万本も植樹されたという、この街ではひと足先に満開を迎えました。 うん、閑な櫻花も佗を味わえるじゃないか。 クローン植物とわかっていても…。 やっ…

お城の夜桜

うちの近所にある城跡公園です。 明智玉子→細川玉→細川ガラシャが嫁いだときの結婚式場だったお城です。 週末は特別に城内(公園内)に入れました。 ライトアップが眩しい… こちらは住宅街の中を流れる川の両側の夜桜。 左端に写っている建物は軽食・喫茶店で…

観光地でない桜花園

こんな桜も標本植樹されてたのか… ことし初めて気付きました。 まだ若木ですが、上品ながら存在感がありました。 植物園らしい取り合わせです。満開、絢爛。 イベントも。「京都さくらよさこい」 この樹はエドヒガン系の枝垂れ。大物です。 花が小さくて満開…

花冷え

開花後に寒くなりました。夜の気温は5℃を下回りました。 こころやさしい京都の人は「花が長持ちしてよろしおすなぁ」 と、花冷えを讃えます。 でも、寒い夕刻です。 円山公園の花見宴会の場所取り茣蓙も寒そうです。 枝垂れ桜の痛々しい老木の傍らに、元気…

高嶺桜

雪融け水のかたわら、ナナカマドの横にあるこの木。 どう見てもサクラの花、サクラの葉、サクラの幹です。 「タカネザクラ」というそうです。 夏に桜花を見られるなんて、涼しいな。 (7月10日、涸沢2100m付近で)

古都の枝垂れ桜

京都には枝垂れ桜が多いです。 染井吉野の華やかさに比べて控えめで、佳麗です。 週末から日曜日にかけて、春の日和に古都の花を巡りました。 京都府庁旧本館中庭 平安女学院 京都御苑の近衛邸跡 京都府立植物園・大枝垂れ桜 佐野藤右衛門さんの桜園にある木…

華やぐ宝寺

天王山の麓には、大山崎山荘美術館 、サントリー山崎蒸溜所 、山崎聖天など、桜巡りに飽きません。宝寺こと宝積寺の三重の塔もしかり。花の季節はことのほか華やかです。 (撮影=2009.4.11、大山崎町・宝積寺)

御衣黄

御衣黄(ギョイコウ)。緑色の花を付ける桜です。背景の染井吉野に比べるとその差がよくわかります。 これから花の中心から赤みが増してきて、散るころには、ほんのり赤みを帯びます。妖しい花姿。去年に比べて樹が少し大きくなりました。でも、気づかずに通り…

そぞろ歩く夕照の川辺

花の金曜日、快晴。25.5℃。 夕方になっても22℃なので、少し足を伸ばしました。 夕照の川辺にも、適度なにぎわいがあります。 借景に映える枝垂桜を眺めながら、ゆったりと食事を摂ります。 ほろ酔い気分でそぞろ歩くも、また、楽しいもの。 東山から昇る満月…

街の桜

近所の桜風景です。 【撮影場所】噴水公園(向日市)、八条ケ池(長岡京市)、向日市南山からJR長岡京方面

洛北・今宮神社

小ぶりな枝垂れ桜と染井吉野が咲き始めました。山桜は七分咲き。数本。気温は9℃、「花冷え」です。寒気の冷蔵庫の中なので、週末まで花はゆっくり咲くでしょう。 暖を摂るのにちょうどよい茶屋があります。東門を出た両側に門前名物の「あぶり餅」です。部屋…

櫻守

数年前に初めて見たとき、「この樹は何度か見てみたい」と、思いました。縁あって、今期に再会したのです。 この日、照蓮寺桜は少し葉が出始めていました。枝に残った花びらが、ダム湖から吹き上がる風に舞い上がって行きました。光輪寺桜は満開を少し過ぎた…

八重の桜たち

ぜいたくなことなのですが…、各地に染井吉野があまりにも多くて、ちょっぴり食滞ぎみです。 桜名所といわれるところにも、寄せるような人波は少なくなりました。遅まきながら、ひっそりと、華麗に咲く桜花は、見応えがあります。(2008年4月20日、長岡京市・…

立派に育った桜並木

大規模な住宅開発でできた街。もう、30年も経つ。河原に沿った並木が立派に育ちました。住民の憩いの場、この日は桜祭りでした。(2008.4.6、洛西ニュータウン・小畑川沿いで)

花の寺

「地にとどく西行桜したしけれ」、と虚子が詠んだように、花枝が垂れるように枝をはった桜木だったのでしょうか? この寺は勝持寺というよりも、西行ゆかりの花の寺、といったほうが伝わりやすい。境内にたたずむ西行桜は三代目らしい。存在感としてちょっぴ…

西迎寺の枝垂れ桜

寺の人に聞くと「樹齢は130年ほど」。本堂の前庭をいっぱいに被い、飾っています。 ガイドブックに載らない寺のなかには、丁寧に手入れされて落ち着いた居住まいを持つお寺さんがあります。庭づくりにも理解ある檀家や総代さんが、支えているからでしょう。 …

遅咲き八重桜

京都・岡崎の疎水縁は新葉が見えるようになりました。芽吹いたばかりの桜の枝枝に萌葱色の葉。そんな中にも遅咲き種がいま、満開を迎えています。ほんのりうすい桜色の花びらが八重に咲くと、乙女が薄化粧したように清楚な居住まいです。遠くに見える欄干の…

そぞろ歩く、夕暮れ時

春の宵に、そぞろ歩く街並み。駅から散歩気分で歩けるところ、池端の堤に照らされた桜花が華やぎを持たせてくれます。しっかりくっきり照らされた花花、妖しさを感じるだろうか…。いやいや、人それぞれ楽しみ方がありましょう。(撮影日=2007年4月7日、長岡…

狂う女の美しさ

咲き誇る桜は、たががはずれたように美しい。異様なほどの華やかさが櫻花にはある。 作家・渡辺淳一は「女の姿でいうと、見て惚れ惚れする形のいい女ではなく、見ているうちに背筋がぞくぞくしてくる、得体の知れぬ狂女の美しさ」であるという。

櫻・毒の美しさ

人が老を深める歳ごとに、櫻は美しく見えるという。見るものを引きずり込みそうな毒の美しさを秘めている。(撮影日=2007年4月7日、長岡京市・八条ケ池畔)

大極殿公園

閑かな住宅街に囲まれて、桜木がのびやかに枝をひろげています。阪急電車・京都線の西向日駅から北へ歩いて数分、向日市鶏冠井(かいで)町にある長岡宮・大極殿跡です。いまは小さな史跡公園になっています。平安京に移る10年前に、ここに都が造られようとし…

櫻、名樹を巡る

幾年か前、4月の最終週に、桜の名木をめぐりました。 正午前に車で京都を出発。 高遠城跡は、もう、葉桜でした。前日に通り過ぎた台風くずれの熱帯低気圧の嵐で、散ってしまいました。コヒガンサクラに替わって花桃が満開。青空を背に紅白の花弁が艶やかで…

月夜櫻

華やぎの影に潜む哀しさゆえに、 櫻花は長く人に愛されてきたのではないでしょうか。 妖しさを感じさせるに足る月の明かりです。 この日はちょうど満月でした。 (撮影=2004年4月5日、向日市・向陽小学校校庭堤下で)

善峯寺

黄沙に霞む京都盆地を西南へ。洛西・大原野に、いくつか落ち着いた居住まいの古刹があります。善峯寺もまた、季節おりおりの景を感じる名刹です。JR東海のCM「そうだ京都、行こう」にも紹介されて、近ごろは交通渋滞も。それでも、寺を訪れるひとの貌が和む…

花の寺

勝持寺前の山桜。ここは京都・洛西の古刹、西行が植えた桜はきっとこんな桜だったのでしょう。境内にある「西行桜」は三代目といいます。