洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

長岡京・一条大路跡

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~1220年前の都市計画道路が蘇える日
 長岡京大極殿跡から真西へ1.5Km。この辺りは道路側溝のほか建物跡も発見されています。南北に通る西三坊坊間小路は8メートル幅で、現在の農道位置に一致します。1220年前に造られた長岡京の条坊は完成に近かったようです。今、ここは都市計画道路予定地です。
 のちに道路敷き上に川が流れた跡が残っていました。この辺りは豊かな水を育む地形であり、五十年近く前まで数個所から湧水がありました。澄みきった小川が流れ、湧く井の内側にある集落ゆえ、「井之内」と呼ばれたのでしょう。発掘調査の成果が披露されたあとに、いまふうの道が蘇えります。
(2006年9月2日、長岡京市井ノ内・京都市西京区大原野上里で、西から東方面を写す)