洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

#祭りと伝統

愛宕さん

「愛宕さん」こと京都・愛宕神社にお参り。火廼要慎(ひのようじん)の火伏札をいただいて来ました。 ここは全国にあるおよそ900社の愛宕神社の総本宮です。創建は千三百年前らしい。 愛宕山(924m)の山上社殿です。風雨にさらされてあちこちに傷みがあり…

花も花なれ人も人なれ

明智光秀の三女・玉子は輿入れの前に、父から「お玉、人間の価は心にあるのじゃ」と諭されました。作家・三浦綾子が「細川ガラシャ夫人」の中でそのように表わしています。 光秀は時代劇の中では主を討った悪役にされていますが、知性ある武将として評価が高…

六斎念仏

京都の八月は六斎念仏の季節です。昔も今も変わらず子どもにも人気があります。 この日、中堂寺六斎会の演目を通して見せていただきました。六斎念仏の演者は青年層が中心のように思っていましたが、中堂寺六斎会は小学生もメンバーに入っていて次世代の育成…

秋、都大路に時代絵巻

京都・時代祭は、明治維新から延暦までおよそ千年の時代を再現した時代風俗絵巻。 てゆうか、仮装行列なのです。でも、フツウの仮装行列とは、ちょっと違う。 しっかりした時代考証がされている。たとえば、吉野太夫は足袋を履いて雪踏を着けるが、太夫の付…

琴の糸、製造元です

一見、ふつうの町家なのですが、昔から続く、和楽器の絃を製造・卸売する老舗です。 琴や三味線の絃には絹糸を使っていたらしい。今でも。 レトロな看板も京の町に馴染んでいて、威厳をも感じます。 (京都市上京区・油小路通で)

八尾の曳山

曳山祭りの翌日、八尾の町に落ち着いた閑けさがありました。 町内ごとにいくつかの曳山連があり、この日はそのうち3基が曳山展示館に収められます。諏訪町の曳山も社に祭神を戻した後に収蔵庫へ移されます。名残りを惜しむように町内の人たちが引き納めまし…