洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

花たち

エビスグサ、ハブソウ

明治生まれの祖父が庭先で作っていた記憶があります。 そのときは「はぶ」と呼んでいました。 ムカデに刺されたとき「はぶ」の花びらを漬けた食用油を塗ると、傷口の激痛がまるでうそのように無くなりました。強く印象に残っています。 で、いまも我が家の秘…

ことしの桜

通称・大枝垂れ桜。 エドヒガン系の枝垂れ桜。毎年楽しみにしている桜樹です。 味わい深いのはやはり、山桜。新葉とともに控えめに咲く古来種です。 枝垂れの饗宴。 クリスマス・ローズ。地味ながらこれも春の花です。 董。 近所の小学校にある染井吉野。ま…

秋のアサガオ

真夏に役立たずの我が家のグリーンカーテンでした。が…。 秋分の日以後に、本格的に咲きはじめました。 木々が色づく秋の今、したたかに花を咲かせています。力尽きつつあるけれど、まだしばらく頑張っている様子です。撤収せずに見守ってやることにしましょ…

六月の花

ラベンダーは暑さに弱くて…。 一瞬でしたが既に最高気温が30℃を超えた日がありました。京都盆地で一面のラベンダー畑にするのは難しいです。 5種類のラベンダーのうち、去年の暑さをしのいだのはフレンチラベンダーでした。 花が咲きすぎると木に負担がかか…

座禅草

形が似ている座禅草と水芭蕉はサトイモの仲間らしい。 イノシシはサトイモを避けるから、野生動物に荒らされないかも。 数日前に南風が吹いて気温が一気に上ったので、周りの雪が解けてしまっていました。コントラストはイマイチ。

紅梅、白梅

外は春の雨が降っています。 今季は凍結した日が3回ありました。 昔に比べると少ないけど、歳を重ねる身には、やはり寒かったです。

ラベンダー

暑さに弱いといわれるイングリッシュ・ラベンダーを植えました。 京都盆地の夏は、とんでもない高温になります。なんと、今年の最高気温は37.8℃(8月9日)でした。 で、やはり力尽きたものも。 試しに植えた20本のうち、7割ほどが根付いたようです。暑さに強い…

祈り

春なのに。華やぎの中に、憂い。 阪神淡路大震災にも「祈り」はありました。 ときどき、遠くに目を向けて、深呼吸を。 桃の花も、いま、咲いています。

蕎麦

蕎麦の花って、きれーだねぇ ことし、初めて試作してみました。 花まではいいけど、刈り取り、脱穀、製粉… その道具がありません。さがしています。 でも、ミツバチやチョウが集まらないと、受粉できないらしい。 蜜を求めて虫たちが集まります。 ミツバチた…

金木犀の香り

金木犀の香りが夜闇にたわむれる季節… きょうは、雨でした 気候に揺れず この日に咲いてくれる、律儀な花です

暑かった…ころ。

九月は適度な雨も降りました。暑さと寒さの気温差は23℃。 最高気温 09/05 15:13 37.7℃ 最低気温 09/26 06:03 14.7℃ 平均気温/最高気温/最低気温/日積算雨量 (2010年09月) 千両ナス。 賀茂茄子も元気です。 バジルの花 ハーブ系でも、しっかり食べられてい…

春らしい陽気に、花たちも…

牡丹もハナミズキも咲き誇っています。やっと、春らしい暖かさがもどりました。 樹齢150年ほど、キリシマツツジの古木も咲きました。 蝶も…

野の花、山の花

春の訪れを、待ちかねたように咲く花たち 水芭蕉 どの節も三枝に分かれているゆえ、この名が付いたのか…。 和紙の原料、ミツマタの花も。 シダも一気にぜんまい状の丈を伸ばそうとしています。 ホコリタケのような形、気の早いきのこも顔を出しています。

春日和

毎年いつもの場所に咲くスミレの花です。柿の木の窪みに自生しています。

さくらんぼの花

桃よりも早く、ひと足早く咲きました。

新春、華の道

ここではもう、梅の花が咲いています。 新春を彩るいけばなの作品が披露されています。池坊、いけばな京花傳、遠州、華道本能寺、京都未生流、清水流、甲州流、小松流、古流松藤会、専慶流、草月流、東福寺未生流、細川未生流、未生流、都未生流、洛陽未生流…

山茶花、一輪

今季に初めて咲く山茶花です。 散るときに花びらが一枚ずつ分かれます。 ゆえ、「散り椿」。他の枝はまだ蕾です。 千利休なら一輪の蕾を残して切り取ってしまうでしょうが、そんな極致になれない凡人です。咲いては散り…、しばらく楽しめそう。

花柚子

まるで花が咲いたように実をつけました。普通の柚子より小振りでごつごつした実です。 お正月用の食材です。 柚子風呂には適さないかもしれませんが、これだけ豊作ならお風呂にも入れてみよう。

茶の花

臨済宗大本山・建仁寺の境内です。ここは茶の木の生垣が多い。12世紀に栄西禅師が当時の宋から種を持ち帰ったからだそうです。後に栄西は『喫茶養生記』を書いています。

ねじ花

下から上へ咲きます。右巻き、左巻き、どちらが主流 ? これは数年手入れしていない芝生に自然生えしたもの。 町家の格子窓の傍らに、一輪のネジバナを添えてもいいな

梅花藻 ?

梅花藻、塩辛蜻蛉、蛍、森青蛙…。 意外にも街に近いところで、犬の散歩ほどに身近なところで見られました。 梅花藻は水草です。ここにもそれらしい水草が花を咲かせていました。清流というよりも、舗装道の傍らで湧き水溜りのような一角です。写真で見た本も…

花菖蒲

花菖蒲は桜のように一年のうち一週間ほどしか楽しめません。ひとつの蕾から二回咲きます。最近、株分けしてなくて、年ごとに数が減ってきました。

五月の庭

近ごろゆっくり庭を手入れしていない。 それでも律儀に花を咲かせるのは、気候のせいかな。 咲き始めの初々しさもまたをかし。 ドクダミの花もかわいいではないですか ? トウガラシの苗も早く植えないと…

霧島躑躅

夕照の躑躅。日の当たる南側は盛りが過ぎたようです。 (長岡京市・八条ケ池畔)

薫風ありて

楓の花。地味だけど新緑の中で幸せそうに揺れています。 牡丹、白紫陽花、牡丹桜の自然散華… 季節の移り行きを色で感じる楽しみなときです。

松の内と天地人

ゆっくり、お正月を祝ったのでしょう。 「松の内」とは、昔は元日から15日までの期間を指しました。 成人の日が月曜日になったので、いま1月15日はただの平日に。 わたしの住む集落でも「日待ち」行事が簡素化されて、日の出を待つことはポーズのみになりま…

秋桜

ことしも棚田にコスモスが咲きました。 直前にイノシシの侵略を受けたらしい。森に隣接している圃は土が掘り起こされ茎が倒されていました。この時期のイノシシは冬に備えて地中にいる虫でも食べるそうな。花咲く棚田の晴れ舞台が荒らされて、棚田を守る農家…

手紙から聞こえる声

人と人との距離がいい ある高校生が夜更けに恋文を書いた。途中で青いインクが切れた。心はやる。明日に持ち越したくない。赤ペンでつづきを綴った。また切れた。抽斗(ひきだし)の底にあった緑インクの万年筆で書き上げた。ポストへ行った。少しためらった。…

実りの圃を労う曼珠沙華

NHK-BShiの番組「街道てくてく旅-四国八十八か所を行く」9月24日の放映を見ていると、第60番札所・横峰寺(愛媛県西条市)辺りを写していました。街道の傍らにあざやかな赤色をした曼珠沙華が満開です。どうやら収録日は直前(前日?)のようです。 秋分の日の…

山吹

花 ときの色の移ろひは こころ浮き立つもの 桜、躑躅、山吹、藤… 季節を追って豊かな色が現はれます おほかたの桜が散り あとに 山吹の花色 樹樹の萌葱色のなかで ひときは目を引く名優なのでせう まぶしく映る色も をかし (京都市西京区・松尾大社で)