洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

#京都府

ことしの花はちょっぴり遅め

長岡天満宮の境内は新緑がまぶしく萌えています。 遅咲きの枝垂れ桜も。 そして、八条ケ池には、紅蓮の色もあざやかにキリシマツツジが咲きました。 (2011.4.29 撮影、長岡京市八条ケ池、長岡天満宮で)

景観って

この画面の「目障りさ」は何でしょうか。 わたしが感じるのは、やや斜めに立てられている古びた看板です。 (11月14日、長岡京市勝竜寺城公園前で)

石の博物館

石張りが多い京都駅ビルです。 73種類もの石材が使われているそうです。 大理石や花崗岩が多いようですが、きれいに磨いてあるので、色の違いがよくわかります。 化石を含むものもいくつかあります。 各国の石材標本も…

壬生辺りを…

一時は観光客が多かったけど、近ごろ少なめ。新撰組ゆかりの壬生界隈を散歩しました。昭和の風情が残る落ち着いた町並みです。 風格のある建物は新選組屯所跡・旧前川邸です。文久3年に、近藤、芹沢ら浪士組が京都に残ることを決めて隊士たちは斜め向かいの…

タケノコを湯がく

タケノコが地表に出る前に収穫するのはなぜでしょう。 タケノコは空気に触れると急にアクの成分が増えるようです。京タケノコ栽培法は「エグ味」をなくす工夫がされています。 収穫されたタケノコをすぐにゆでることは、これと関係ありそうです。 で早速、湯…

ルネッサンス風のさくら庭

100年余り前(明治37年、1904年)に建てられました。京都府庁の旧本館(重要文化財)です。 この季節の中庭にある枝垂れ桜はみごとです。中庭を囲む建物の執務室は外側、中庭側が廊下です。廊下の窓越しに眺める景色は絶品です。 屋根は天然スレート石をうろこ…

古都の枝垂れ桜

京都には枝垂れ桜が多いです。 染井吉野の華やかさに比べて控えめで、佳麗です。 週末から日曜日にかけて、春の日和に古都の花を巡りました。 京都府庁旧本館中庭 平安女学院 京都御苑の近衛邸跡 京都府立植物園・大枝垂れ桜 佐野藤右衛門さんの桜園にある木…

森の夜桜

「植物園は単なる緑の多い広場ではありません。」という思想で、園が持つ栽培技術を駆使して、手作りの企画展をつぎつぎと開催されています。京都府立植物園です。 なにげなく見ていたテレビに出演された松谷園長さんが、「旭山動物園のような生きた生態展示…

花灯路

三月といっても寒い日が繰り返しやってきます。宵の京町家の石畳を、コートに身を包んだ二人連れが話題を楽しんで通り過ぎます。 もうすぐ春分。今日は町に春の雨が通り過ぎました。

どうやって巻くのだろう

「しんご巻き」という、鉄火巻きの裏巻きです。

流れた「流れ橋」

自然な川の流れに逆らわず、水かさが増せば橋げたや橋板を流しておいて、水が治まれば後で拾って乗せればいい。という発想が、妙に気に入っていました。 木津川に架かる通称「流れ橋」、正式な呼び名は上津屋橋(こうづやばし)。長さは356メートルです。 こ…

寅年現象

寅年現象という言葉があるそうな。寅年の参議院議員選挙は投票率が上がるという。 来春は統一地方選挙が控えています。地方議員が自分の選挙が迫ってきたときに参議院議員選挙があるものだから、選挙応援を頑張る。なので、投票率が上るらしい。 参議院議員…

秋のツツジ

今年はキンモクセイが二度咲いたところもあったらしい。 いまは11月です。普通なら、キリシマツツジは4月の中旬に咲くのですが… (撮影日=2009.11.8、勝竜寺城公園)

愛宕参り

人間国宝の噺家・桂米朝さんは、落語「愛宕山」を師匠から教わったとき、「いっぺん愛宕山へ登ってきますわ」と言いました。そのとき師匠は、「やめとき、今、山に登ったらこのネタやれんようになる。この話は嘘ばっかりやさかい」と諭したそうな。確かに嘘…

建仁寺垣

杉苔の向こうに見える竹垣は「建仁寺垣」といいます。新調された銅製の雨樋は眩しい。一方で、こぢんまりした鐘楼の柱は渋く、礎石に接するところの腐食した部分を継いで修復しています。

茶の花

臨済宗大本山・建仁寺の境内です。ここは茶の木の生垣が多い。12世紀に栄西禅師が当時の宋から種を持ち帰ったからだそうです。後に栄西は『喫茶養生記』を書いています。

三条大橋の刀傷

今の三条大橋にある銅製の擬宝珠(ぎぼし)です。橋げたはコンクリート製ですが、欄干と擬宝珠は昔の材料を使っています。 見ると、いろんな傷があります。 そのひとつ。元治元年(1864年)に新撰組が暴れた池田屋騒動で付けられた刀傷といわれているそうな。南…

花見小路通り

京都祇園・花見小路通りは、四条通から上(かみ=北、写真下)と、下(しも=南、写真上)で風景が違います。 さて、どこが違うか?

貴船神社から鞍馬寺へ

シーズンが過ぎた貴船の川床は静かです。 もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂とぞ見る 貴船川山もと影の夕ぐれに玉ちる波は蛍なりけり 貴船神社に参詣した和泉式部が詠んだ歌です。 境内の奉納絵馬の中に茂山社中の演目次第板がありました。 貴船…

鞍馬・牛若丸のゆるきゃら

京都国体のときのマスコット・キャラ。 20年前からちっとも歳をとらない牛若丸です。 名前は確か、「未来くん」とかいってたような… (京都市左京区鞍馬・くらま温泉前で)

寛ぐとき

こんな書斎がほしいな。 ここはクラシック♪ 専門の音楽喫茶です。 (京都市左京区・柳月堂)

梅宮大社の六斎念仏

上弦の月を仰ぐ境内。中庭にある舞殿(拝殿)で演じる六斎念仏は華やかです。観客もいっぱい。 この日は、梅宮大社の嵯峨天皇祭でした。梅津六斎保存会のみなさんによる奉納公演です。 (2009年8月30日、京都市右京区・梅宮大社で)

嵯峨野六斎念仏

空也堂系の芸能六斎。京都太秦村生田講中(現・嵯峨野六斎念仏保存会)の本拠である嵯峨野阿弥陀寺での奉納の様子です。佳境の演目は、神楽獅子と土蜘蛛。圧巻でした。 お堂の中での公演なので、座して観る目前に豆太鼓の動きが迫ってきます。 京都ではこの日…

地蔵盆

地蔵盆は子どもたちが主役です。昔は旧暦7月23日と24日に行われていたらしい。 町内ごとに地蔵尊の前に屋台を組んで花やお供物をそなえます。かつて、子どもたちはおにぎりやお菓子をもらって、夜更けまでかくれんぼや将棋、百人一首などを楽しんで過ごしま…

陶器神輿

京都・五条坂に夏が来ました。 恒例の陶器まつりです。 陶器の神様を祀る若宮八幡宮には、この日、お神輿が出ました。 ほんものの陶器のようですが、どうやって付けてあるのかな。担いでいるときに落ちたら縁起がわるいしね。

壬生寺の千体仏塔

ここは、かつて平安京の中央を南北に通る朱雀大路に面していたところです。京域の東部に都の機能が移り、明治初期までここから東側が市街地でした。西側は田畑(荘園)が広がっていたそうな。 明治時代、京都市の都市計画によって市街地が整備されました。その…

重い扉を支える業か

扉を支える部分は重厚な造り。いい仕事してるねぇ。草津市矢橋・鞭崎神社表門は、明治初期に膳所城南大手門を移築したらしい。

京の駅から眺めると…

京都駅の大階段から京の街を眺めました。盆地内がよく見えます。 東本願寺。伽藍の大規模な修復工事が行われています。工事用の被い屋根の下が御影堂です。2003年から2010年が第1期工事、ほぼ出来上がっているのでしょうね。7月にはこの被い屋根を手前の阿弥…

萌葱色の古刹

まぶしい萌葱色の中を、そぞろ歩く初老の二人。閑とした境内に華麗な牡丹がはんなりと咲いていて、思わず立ちどまります。 寺宝館に写真家・高崎勝二さんの作品で、JR東海「そうだ 京都、行こう。」の一つ、善峯寺の桜がパネルで展示されていました。 (撮影=…

「大」の火床

吉田山から見た如意ヶ岳(大文字山)の火床です。いい天気なので、たくさんの人が上っていたようです。(撮影日=2009.4.18)