洛菜庵

古都の郊外、四季折々の散歩道です

2015-01-01から1年間の記事一覧

急に、秋

秋雨前線のおかげで、急に暑さが和らぎました。 こんどは日照不足や低温情報が出されている京都です。 晩夏の木槿も涼しそう。 苗をいただいた桔梗も咲きはじめました。 韮の白い花。 紫式部の実が浅く色づいてきました。 で、つかの間の晴れ間なので、川向…

風の盆

九月に入ると想う、二百十日の風の盆。 遠くに聞こえる胡弓の音色 坂の町・八尾を流れる水の音 まるで映画のようなビジュアルな表現に惹きつけられました。 読み返してみると確かに情景が浮かび、音が聞こえてくるようです。 「風の盆恋歌」の作者・高橋治さ…

実験番組?

煩悩バラエティー、ってゆうか…、教養番組ってゆうか… 大阪のローカル版だったか分かりませんが、8月15日夜に放送された「ギャーテーギャーテー」というNHKの実験番組?がありました。 荒削りだけどあるある的な…、的を射ていました。 予備知識があれば…

送り火

八月京都。お盆の精霊迎え火は13日で、今日16日が送り火です。 京都では親しみを込めて「おしょらいさん」と呼んでいます。 この時期の仏壇はお供え物で賑やかになります。3泊4日で実家に戻ったおしょらいさんは、夕方にお帰りになりました。 さて、久しぶり…

長い残暑を乗り切ろう

立秋が過ぎたので、猛暑の夏をやり過ごしたと思うことにします。 最近、「31℃は涼しい」と感じるようになりました。 京都は連日、午後になると気温が36℃ほどです。 外で作業していて古民家内の土間に入ると、ヒヤリと涼しく感じます。 温度計を置いて測ると…

竹林・豪雨時の保水

梅雨が明けないうちに上陸した台風11号は、この辺りに300ミリもの雨を降らせました。 17日午後から18日早朝まで、時間雨量10ミリ~20ミリで絶え間なく降り続きました。 強い雨でなかったので雨漏りはしませんでしたが、夜になって近くの市から続々と避…

梅雨の頃

しばらく雨っぽい日が続いています。 ことしは梅雨が明けないのかな。 この気候が好きな庭の杉苔が元気になっています。 ふだん手入れしてないけど、ちゃんと残ってくれています。日陰で。 よく見ると他の苔に浸食されてますね。 これくらいのバランスがこの…

コーヒーの発芽

いつも買っている珈琲店のマスターから、コーヒーチェリーをいただきました。 大きな鉢植えで育ったコーヒーの木に着けた実です。冬にはお店内に、夏にはお店の外で大事に育てられました。 果肉は酸っぱくて美味しくなかったけど、種を播いておいたら芽が出…

遮光

椿を移植してから二週間が経ちました。 ところどころ黄色い葉が目立つようになりました。 10年ほど前に地植えした大木なので、太い根を切って根回ししたものの樹にとってやはり、過酷だったのかもしれません。 剪定して、遮光ネットを張って、毎日水遣り。…

らくさいマルシェ

今日は洛西ニュータウン・バスターミナル横にある広場のイベント。 「らくさいマルシェ」というらしい。 一周年とのことで立ち寄りました。 旬の野菜やてづくりグルメ、作家さんの感性が光る陶器や雑貨、アクセサリーなど。 ゆるきゃらもいるじゃないの。 ぉ…

紫陽花

いつも近くを通っているのに、挨拶なしでは失礼だと思ってお参りしました。 中山寺。西国巡礼24番の札所です。 御本尊は十一面観世音菩薩。 真言は「おん まかきゃろにきゃ そわか」です。 というよりも若い世代には安産の神様で知られているようです。 モバ…

夏至のころ

降り方が極端な雨でも、紫陽花にとって恵みです。 花菖蒲の旬が過ぎ… 早くも蓮の蕾が開こうとしています。 食材も順調です。 賀茂茄子。 おや、トマトが力尽きています。 横着にも連作したせいかな。ちゃんと図面作って記録してたんだけど。 もうすぐ、夏越…

古材利用

土蔵の床板はかわいそうなほど傷んでいましたが… 固くて、しっかり役目を果たしている部分があります。 厚さ18ミリの欅板です。 杢目もいい感じ。靴入れ棚のつもりで簡易工作。 防腐を兼ねて塗装すれば… ちょっと反りがあるけど、古材の威厳が漂っています。

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ。 今年も咲きました。 夏になるとこの窓に射し込む西日が暑いので、グリーンカーテンとして設えたものです。意識して剪定したのは三年前です。こころなしか、花も落ち着いてきました。 花枝が垂れ下がると花着きが安定します。 垂れ下がらな…

椿の移植

きれいな八重の椿ですが、最近この一角が込み合ってきました。 ノウゼンカズラに押されて、さらにキリシマツツジの陰になって見えません。 表に移そうと昨年から根回ししておいたのですが、多忙な四月、五月があっという間に過ぎて今になりました。時期は遅…

水草

水面が華やかになっています。 近づくと梅花藻みたいな花が咲いています。名前は知りません。 金魚の水槽に入れる水草だと思います。 (大原野北春日町辺り・大枝よりの麓で)

高野山

今年三月に四国・お遍路さんを結願したので、高野山の1200年記念大法会に便乗してお参りをしようとしていました。 ところが四月は大規模な法会ゆえ、山上は込み合っているようです。 で、50日間の大法会が終わったいま、奥之院へお参りしました。 下界…

朽ちかけた土蔵Ⅱ

土蔵の中にはお宝がありませんでした。 プロに依頼すれば補修費は数百万円かかるでしょう。中に入れる物がないのに復元することはないと…。 ここは趣味の大工さんの道を選ぶとしましょう。 床板をめくってみると、腐ってます。 通気が悪いとこうなるのですね…

白い網傘、キヌガサダケ

降雨25ミリ、いい雨です。 なぜかキヌガサダケは竹林の中に生えます。 これは今朝、ハチク竹林の中で見つけました。 編み笠は午前中に開いて、午後には次第に朽ちてしまいます。 中華料理に使うそうですが、生えているときはいい香りではありません。 ハナシ…

朽ちかけた土蔵Ⅰ

屋敷内をいろいろ調べたら、この一角がいちばんひどいようです。 土壁と焼き板で保護された蔵です。たぶん、築二百年以上でしょう。 蔵の中には骨董やお宝はなく、無用に場所をとる建物になっています。 土蔵は全体に10センチほど沈下していて、取り合いの塀…

新緑を纏った古刹

西山浄土宗の総本山・光明寺の参道です。 新緑がまぶしいね。 ここでお参り時の癒しの時間をもらいます。 これは参道途中の薬医門です。 開かずの勅使門は格調あります。

阿弥陀山

滋賀県高島市の阿弥陀山(453.6m)へ。 山散歩です。 麓の別荘群を抜けて上へ。 人工林をすり抜けると新緑の雑木帯です。 コシアブラの葉が大きく広がって、天ぷら材料には過ぎてしまいました。 北比良・蛇谷ヶ峰(901.7m)の二等三角点を差し置いて、ここは一等…

自然な音出し機を作る

タイムドメイン方式でモニター・スピーカーを自作しました。 留意する要素は… ①スピーカーユニットの周囲に定在波を作らないこと ②場所をとらないこと ③コストの割に音の再現性がいいこと ④システムがシンプルなこと まず、建築用ボルトを接着してスピーカー…

恵解山古墳辺り

いきなり満開の桜も過ぎて… 花筏の余韻を残して、遅咲き桜が。 細川ガラシャゆかりの勝竜寺城から小畑川右岸を南へ。 ここでも牡丹桜が満開です。 大きな古墳公園です。 お隣りは某マンモス大学付属中高校です。 アーバン風情が漂っています。 学校ができる…

気象予測の進歩

この気象情報のサイトは優れものです。 立体的な把握も可能です。 高校地学程度の基礎知識を理解できていれば、かなりの精度で予測できるようになりました。 https://www.windyty.com/?35.690,139.690,4 ありがたい。

淡路夢舞台

淡路花博から20年近くなるけど、安藤忠雄さん設計の、あのコンクリ舞台は健在でした。 一帯は京阪神より少しだけ温暖なのか、チューリップや桜が咲き誇っています。

春分

ちょっと前のこと、京都の街なかで夕方の景。 たしか、蛸薬師・富小路の交差点辺りだったか。 ちょうど日没時に太陽が真西に落ちるところです。 どうってことないけど、改めて碁盤の目に区画された古都の都市計画に感銘しました。

初もの

京都のタケノコ栽培は昔から、敷き藁と土の層を重ねた孟宗竹の圃場で栽培されています。 手間がかかるこの栽培法で、早春の京会席料理の食材を提供してきました。 オフシーズンの管理が行き届いた孟宗圃場でこそ、最上の食材を収穫できます。 それができてい…

沓脱台

座敷床は土間から60cm高もあるので、バリアフリーではありません。 でも、通風がいいので床下が傷みません。 この上がり台は38cmなので腰かけ兼用。傷みがひどい状態です。 二間もの長さは今は要らないので、靴箱幅分をカットして… 玄関スペースを広く保ちた…

山岳信仰の石鎚山

予讃線・伊予小松駅前。 麓はすっかり春です。 緩やかな圃場を横切って15分ほど山手へ入ると、残雪を頂いた山が見えます。 石鎚山ハイウェイオアシス付近をくぐり抜けると砕石場。 褶曲地層の断面がよくわかります。 よく手入れされた杉林。施業中です。 …